小説・漫画好きの感想ブログ

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2008-01-01から1年間の記事一覧

「夜は短し歩けよ乙女」 森見登美彦

今年397冊目にして、最後の読本でした。 夜は短し歩けよ乙女、短編集ですが、最初のタイトル作品のかわいらしさにノックアウトされました。読まず嫌いできたのが勿体なかった反面、これが今年最後の読本で本当に良かったです。読んでいて、とても幸せな気分…

本棚を作ってもらいつつ、刑事コロンボ三昧

いま丁稚君が隣で本棚を作ってくれております。 自分も一つ目は手伝ってましたが、二つ目の合間にいまパタパタと打ち込んでいます。これから、押し入れのダンボールを少し出し入れして、、、という感じでしょうか。 BGM代わりに、刑事コロンボのDVDが流れて…

「綺譚集」 津原泰水

「綺譚集」、タイトルはきけども読んでいなかった本ですが、これが実に良かったです。 津原泰水の文庫版では最新刊です。 綺譚集 (創元推理文庫)作者: 津原泰水出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2008/12メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 25回この商品を…

「天球儀」  藤崎竜著

395冊目の紹介本です。 そろそろ紹介本も終わりに近づいて来ました。 この本は、「封神演義」で一斉を風靡した藤崎竜さんの短編集のボリューム3で、集英社文庫から出ています。 SFものと、ファンタジーものを中心とした短篇が入っています。 帯には、「もう…

引き続き、今年のベスト募集しています。

昨日のネタふりの続きです。 本のブログでこの記事を忘れていたというのはまったくもって論外の話なんですが、今年読んだ本のベストは? というような企画をやっていきたいと思います。 つっても、とりかかる時期が遅かったので、とりあえず年明けぐらいまで…

「六韜」 一応は太公望呂尚著

「六韜」です。 春秋佐氏伝やら孫子などと並んで何かといえば武経の書として出てくる「六韜」です。一応、天命革命のあの太公望さんの書となっていますが、実際にはのちのちの世の偽作と言うのが通説です。ただ、そうであっても、その本の価値は非常に高く、…

「冥府神の呼び声」 北森鴻著 

本年393冊目の紹介文。 ひさかたぶりの北森鴻の一冊は、初期のデビュー作のような位置づけの一冊。 物語は、帝都大学の解剖学教室の教授、吉井が都内の公園で刺し殺されたところから幕を開ける。彼は、脳死臨調のリーダーで、脳死の判定を緩め、日本を臓器移…

ちょっとリアルに怖いんですが。。

草木も眠る丑三つ時。 先日1階のお店屋さんが解体工事を終えたうちのマンションは、向かいのエステサロンの人も帰ったあと、実はマンションには誰も人がいない筈。なのに、壁の向こうか床下からコツンコツンとかなりハッキリ音がしているんですよ、さっきか…

「蟲師」10巻 漆原友紀著

蟲師の最終巻です。 ちょっと前に読んだのですが、なんでしょう、自分の中で整理がつかなくてあらすじもレビューを書いていませんでした。 ギンコの物もこれで一幕終了。最終回だから、普通だったらそれはそれは自分の中でも盛り上がる筈なんだけれど、何故…

「夏目友人帳」5巻 緑川ゆき著

391冊目の紹介本。 整理のからみもあって、年内に読んだのは年内にとりあえずという感じで感想とレビューラッシュになっています。 「夏目友人帳」の5巻です。 もうじきというか来週テレビアニメの第二部がスタートするせいかやけに書店がプッシュするのに…

「環境活動家のウソ八百」  リッカルド・カショリーニ&アントニオ・ガスパリ著

これもしばらく前に読んだ本になります。 環境問題はウソばっかりだという、アンチ環境問題、アンチ地球温暖化理論の方の本です。基本的に自分は、エコの活動家なので(というよりは仕事柄エコの布教活動家なわけで、、とくに最近ではアトピーとエコロジーの…

「多重人格探偵サイコ」13巻 田島昭宇×大塚英志著

本年389冊目のレビューです。 前の12巻のあらすじレビューでも書いたように、いよいよ最終章に入ったこの物語。今回は物語そのものこそさして進みませんでしたが、雨宮一彦、西園弖虎、西園伸二らの人格プログラムの意味とルーシー・モノストーンと伊園真知…

このブログは年末年始も開業してますから

下のエントリーのおかげで、雰囲気的にこのブログも今年はおしまいみたいな雰囲気になってますが、年末年始もこのブログはやってますから。 だって、うちのビル工事のなにかの影響で、どこかのアンテナ線がきれたのか、さっきから完全にテレビうつらなくなっ…

今年読んだ本のベストは? ご意見待ってまーす。

本のブログでこの記事を忘れていたというのはまったくもって論外の話なんですが、今年読んだ本のベストは? というような企画をやっていきたいと思います。 つっても、とりかかる時期が遅かったので、とりあえず年明けぐらいまでのつもりでゆるーくやっていき…

イスラエル・ハマス全面戦争突入

局地戦に留まるのかと思いましたが、どこの国も積極的に調停に乗り出す事なく(といってもどちらの主張も譲れないこの争いは調停が極めて難しく代替案が出せないものだけれど)、全面戦争に突入の様相を呈して来ました。 戦力から考えたらイスラエルの完勝とい…

テレビは見ていないんだけれど。。。

パソコンのニュースでは、、、なんだかけっこうテレビネタが流れている。 プロレスのハッスルでは、柔道をやめた石井慧が石井三等兵として出たとか、春風亭小朝さんと大もめでなんだか危ない泰葉さんもデビューしたとか、、レコ大(レコード大賞の略というの…

空が青い

12月は完全オフ日がなかったからか空を見上げることなんてなかったんだけど仕事おさめもして、ふらふらと私服で外を歩いて空を見上げたら空がとても青かったです。なんかすっとしました。

「火閻魔人」奥瀬サキ著

本年388冊目の紹介本です。 ひさびさの奥瀬サキさんのコミックスです。 ファンなら「火閻魔人」というタイトルでぴんときたかも知れませんが、桃源津那美を主人公とするファイアスターターが主人公のあの「火閻魔人」です。ただし残念なことには新作ではあり…

「退屈姫君 これでおしまい」 米村圭伍著

退屈姫君伝のシリーズ完結編。 「風流冷飯伝」を含む「退屈姫君伝」のシリーズもこれで本当におしまいです。徳川家治統治下の江戸を舞台に、陰謀家の田沼意次と戦う話を軸に面白おかしく続いていたシリーズもこれで本当におしまいです。 それだけに今回はア…

猫もまったり

猫もまったり。 ストーブの前で丸まる雅。 我が家はこたつがないので必然的にストーブの前に。マンションでなきゃ、オール電化にして約70%オフの、徹底的に安い深夜電気を使うものを。。。 明日のもちつき大会の前にいろいろ片付け中です。

たばこ税の次は、ペット税??

ネタですか? という気しかしませんねぇ、これは。 何の話かといえば、自民党の鳩山元法務大臣が打ち出している「ペット税」についてです。たばこ税や酒税アップが流れた自民党があらたに話題の俎上に乗せている新税なんですが、、、一応目的税のようではある…

明日から本格的にお休みだけれども。。。

部屋の大掃除とお片づけのほかに何をしよう? 本の整理の他に。 何か前向きに、新しいゲーム機とかでも一台入れようかなぁ。それとも、サムシングニューで何か新しいものか。 帰省とかがないだけに、いったい何をどうしようかと、、、テレビが以前も書いたよ…

ハンチントン死去

「文明の衝突」という本で、今では常識となった社会のありようを予言してみせた、サミュエル・ハンチントン氏がなくなったそうです。この本、かなり何回も読み返した本だっただけに、けっこう衝撃です。アーサー・クラークもそうでしたが海外の作家について…

今日で仕事納め

明日におもちつきなどの行事等もありますが、通常の仕事としては今日で最後。 今年の締めくくりに行ってきます。 しかし、、イスラエルのガザ空爆は死者だけで250人ですか、、、。あまりにあまり、もうあと三日で年末、しかもつい最近まで停戦していたという…

仕事終わり!!

という訳で、樽井もようやくと今年の仕事納めが終りました。 明日は社長宅でそれぞれの家族なども集まってのおもちつき大会がありますが、それ以外のいわゆる仕事は全て終り、です。いやぁ今年は後半戦があれだったもんだから、なんとか身体をだましだまし逃…

「キマイラ」5巻 夢枕獏著

本年385冊目です。 紹介の中身がずいぶんと飛んでしまっているのですが、、、キマイラの二冊1セット組の新装版の五冊目です。昔の今はなきソノラマ文庫版でいえば、9巻の「狂仏変」と10巻の「独覚変」がセットになっている一冊です。 あらすじとしては、キ…

リストをまた40冊ほど

リストをまた40冊ほど。 結構本当に節操がない取り合わせですねぇ。。。はてさて、年末までにどれくらい本棚が整理できるものやら。 会計学基礎論 / 神戸大学会計学研究室 銀行業の将来 / ジェームズ・L. ピアス ロハスの思考 (ソトコト新書) / 福岡伸一 大…

「夏目友人帳」4巻 緑川ゆき著

本年384冊目の紹介本です。←カウントがすっかり忘れられていました。 この巻は、原っぱを守っていた二人の小さな神様たち、翠と玄の話がとっても印象に残ります。原っぱに二匹の狛犬として置かれていた神様、豊穣の神ではないけれど村人たちを暖かく見守り外…

gremzやりますねぇ 植林レポート来ました

年の瀬ですね〜。 一部世間では、起死回生の大ヒットユニットになるかどうかと、台湾版モーニング娘。の「アイスリー娘。」が結成されたと話題ですが、、、つんく♂さんもここでこけるとハロープロジェクトの浮沈に関わるので必死ですよね。 まま、それはそれ…

「御暇」 佐伯泰英著 

この本、しばらく前に「黙契」と「御暇」の二冊同時発行で出ていて、紹介も同時に行こうと思っていたのですが読むのができず、さきに「黙契」だけ紹介していた本の残り半分のほうです。 「御暇」という通り、長崎での暮らしを御暇した座光寺藤之助がいよいよ…