小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「HALF LIFE チェルノブイリは死の森かエデンの園か」 感想

メルトダウンから25年 いま、チェルリブ入りをめぐって激しい科学論争が起きている。 原子炉の周辺区域は、畸形動物が生きる死の森なのか? それとも、絶滅機危惧酒のための新しい楽園なのか? そんな書き出しで始まる本です。 チェルノブイリの周囲の森に立ち…

「オー! ファーザー」伊坂幸太郎著 感想 

この物語の主人公・現役高校生の由紀夫には、父親が4人いる。 やんちゃな鷹、女にモテモテの葵、真面目な大学教授の悟、マッチョな中学教師の勲。個性豊かな四人の父親達たち。誰が本当の父親かはわからないまま、彼は父親達と母と暮らしている。 四マタをか…

「ポアロ 小さな灰色の脳細胞」後藤稔著 感想

名探偵ポアロのすべてがここに! 関西学院大学の高等部の古典の先生でもある後藤稔さんという方がお書きになったのがこの「ポアロ 小さな灰色の脳細胞」という本なのですが、、、先生、マニアックすぎ^^ 実はこの後藤先生とは先日の「アガサクリスティー」イ…

映画「終戦のエンペラー」感想

終戦のエンペラー、公開初日に見てきました! 一言、いい映画でした。 史実に基づきつつも、焦点を絞り込むことによってとてもまとまりのいい映画になっていました。1945年、日本は天皇陛下の玉音放送により敗戦・終戦を迎えた。 日本占領統治総の指揮官とし…

西尾維新「悲惨伝」感想

西尾維新と魔女っ子と。「悲惨伝」魔女と聞いて、いや魔女っ子と聞いてどんな姿をイメージするだろう。 世代によっては、メグちゃんやアッコちゃんや、クリーミィマミだったり、プリキュアだったり、おじゃ魔女どれみだったり、セーラームーンだったり、色々…

映画「風立ちぬ」感想 ネタバレありなしレビュー

映画「風立ちぬ」感想 1 どこから手をつけようかとあれこれ迷いつつの「風立ちぬ」レビューです。 基本的にはネタバレなしでいきます、、、(ネタバレ入るところはネタバレあり警報出しますが、基本なしです)まず思ったのは、思っていた内容と全然違ったなぁ…

「青い鳥の本」 石井ゆかり著 感想

先日プレゼントでいただいた本です。 写真だとサイズがわかりづらいかもしれませんが、サイズでいうと文庫本よりちょっと大きいくらですが厚みがあって、本棚にしまうよりは装丁も含めて机の上に置いておくのがちょうど似合う本です。そして、、、実際問題、…

白川敬裕の「憲法がヤバい」 これお薦め

レビューの前に、、ブクレコで「3000」いいねになりました。ありがとうございます。キリ番踏んだのはMaiさんで、「ART of TEA」というムレスナティーの方の本でした。皆さんとやりとりしながらのブクレコ本紹介は本当に楽しいです。いろいろ紹介してもらった…

「ぐりとぐらのえんそく」 なかがわりえこ と やまわきゆりこ

こんばんは。 参議院選挙の日ですが、、、あまりに投票率が低い最悪の現実を忘れて、少しだけ絵本の世界に。。「ぐりとぐらのえんそく」です。 ある晴れた春の日に、ぐりとぐらはいつもの赤い服と青い服を着て、リュックサックいっぱいのお弁当をつめてピク…

とりあえず読んでみませんか「日本国憲法」ポケット版 500円だし^^

「改憲」VS「護憲」で激しく意見がぶつかっている日本国憲法ですが、、、読んだことってありますか? 大学時代に般教でやったのを最後に読んだことがない人ってう人も結構いると思うんですよね。その当時も9条とか13条とか96条あたりばかりで、全体をゆっくり…

「世界の変化を知らない日本人 アメリカ人は日本をどう見ているのか」日高義樹著 感想

明後日は参議院選挙当日。 選挙を前に、自分の政治的スタンスというか考えていることを書こうとする前に、肩慣らし的に昨日読んだ本の紹介を。日高義樹さんの本で、発刊が二年前の五月。原発事故の直後ですね。なので、原発後の対応をめぐっての民主党政権・…

宮崎駿監督発言 波紋

宮崎駿監督発言、波紋。 「慰安婦問題は日本が悪いから謝罪と賠償すべき、中韓とはいま相手が主張している領土はすべて(てことは沖縄と対馬もか)は分割で共同統治すべき。軍隊は不可、防備も減らせ。憲法はいじるな。もし戦争になったら、そこから軍備をして…

「湖底の城」1巻 宮城谷昌光著 感想

宮城谷作品の文庫最新刊です。 彼の作品らしく、中国の春秋戦国時代に題材を取った歴史物です。 今回の主人公は、呉の伍子胥。 今までの諸作品の中では割とメジャーな主人公なのではないでしょうか。 呉の中堅貴族の次男坊の伍子胥、二十歳の春から物語の幕…

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せっかく読者になったところとか、気にいったサイトとか見て回りたいのに、リンクの貼り方忘れた。はてなブログってどうやるんだっけ?

京都の夜カフェに行きたい

京都の夜カフェに行きたい・・・・今年こそは、祇園祭に行きたいなと思っていたのだけれど、行けず。 夏の京都をぶらぶらと満喫したいという夢はいつ頃叶えられるのだろうか^^ 明治・昭和初期のモダンな建築物と、古都由来の由緒ある建物と風情、そして進取…

「銀の匙」8巻 荒川弘著 感想

銀の匙。最新刊です。 北海道の蝦夷農高校を舞台にした、大人気の青春学園ものです。 ここに通う学生達は、日々酪農の座学と実技、そしてそれぞれの実家の牧場や農場の手伝いに呼び出される等、普通の高校生とはまったく違う生活を送ります。早朝から深夜ま…

村上春樹「雨天炎天」 感想 

村上春樹の旅行記をひさびさに再読しました。 ギリシア正教の聖地・ギリシアのアトスと、トルコを旅した記録です。 今をさること、二十数年前の旅行記ですが、タフでハードです。最近の村上春樹からすると信じられないかも知れませんが、やっている旅のハー…

「実践 日本人の英語」 マーク・ピーターセン著 

皆様。下記の英文、皆様ならどう訳しますか? これ、実はネイティブの人には全く意味不明もしくは不気味きわまりない英語の文になるようなのですが、その大きな間違いに気がつきますか?? 僕はたぶん同じ間違いをしただろう自信があります^^ 1. I Like dog. 2.…

「ワールドトリガー」 葦原大介著 感想

大人になると漫画ってあんまり読まないのかな?? 皆様ご存知のようにレビュー的な感想文を「ブクレコ」にも投稿しているのだけれど、ブクレコではあんまり漫画の紹介を見ない&反応もあまりない^^。一部すごくメジャーな作品についてはチラホラと見かけるが、…

推薦!! 「エルトゥールル号の遭難 トルコと日本を結ぶ心の物語」

推薦!! 「エルトゥールル号の遭難 トルコと日本を結ぶ心の物語」今度のオリンピック候補地として、マドリードとともに、東京と開催地を争っているトルコ・イスタンブール。 西洋と東洋の境にある、両者の文明が入り交じる世界史的にももっとも重要な都市の一…

「神様」と「神様2011」 川上弘美著 感想

参議院選挙公示日に。 一向に争点にならない原発問題と、大震災の復興がすすまない現状に対して、もう一度あの時の衝撃と悲劇・原発についての危機感をを思い出そうよということで古い読書日記を引っ張りだしてきました。 3.11 福島第一原子力発電所の放射能…

「白川静 漢字の世界観」松岡正剛著 感想

漢字界の大巨人、白川静についての評伝というか概観の新書で、僕のような門外漢にはちょうどいいレベルの読み物でした。これを読めば、素直に白川静というのがどのような人であったのか、その発想や証明したものがどれほどアジア全土を含めても驚異的であっ…

「暗殺教室5巻」 松井優征著 感想 

「暗殺教室5巻」 松井優征著 感想本日二冊目のコミックレビュー。 「暗殺教室」最新刊です。 集中して何かに没頭できないときには漫画がちょうどいい塩梅です。この「暗殺教室」レビューを挙げるのは今回が初めてですが、結構お気に入りで、個人的には今のち…

「亜人」桜井亜門著 感想

「亜人」桜井亜門著 感想話題のSFホラーコミックの第一巻。 ですが、抜歯の前後に読むのはいかにもタイミングが悪かったです。 なんせ、この、お話。亜人と呼ばれる不死身の人間を主人公にしたお話で、これから先、拷問シーンや医療実験シーンが山盛りに出て…

「僕は自分で見たものしか信じない」 内田篤人著 感想 

「僕は自分で見たものしか信じない」 内田篤人著 感想 こんばんは。 この写真の人、誰かわかりますか? 勿論分かりますよね^^ なんでも、今年2013年アイドルカレンダー売り上げ部門第三位は彼だったそうです。 そして一位はAKB、二位はももいろクローバーZだ…

絵本「たまごのはなし」感想

「たまごのはなし」ダイアナアストン 昨日の「真夏の方程式」からガラッと系統がかわりますが、今日は絵本の紹介等を。これは、昨日の歯医者さんの帰りに紀伊国屋さんで見つけて一目惚れ。絵本もので、ひさびさにお買い物しちゃった本です。 内容は、タイト…

「バラダイス・ロスト」柳広司著 感想

「パラダイス・ロスト」は「ジョーカー・ゲーム」シリーズの第三弾で、現在発売中の第四弾の一つ前の本で、先月ようやくと文庫本に落ちた、ジョーカー・ゲームシリーズの文庫最新刊です。内容のほうは、第一次世界大戦後に日本軍内部で密かに設立された「D機…

「探偵ガリレオ 真夏の方程式」東野圭吾著 感想

映画に感動したら、原作も読んでみよう!! 映画版も大好評の「探偵ガリレオ 真夏の方程式」。 福山雅治演じる湯川学の人間的成長と、少年との心の交流を描いたこの映画は(僕自身も公開初日に見て来たが)かなりよい出来だった。 だからこそ、先日のテレビ版ガ…