小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

たばこ税の次は、ペット税??

 ネタですか? という気しかしませんねぇ、これは。 
 何の話かといえば、自民党の鳩山元法務大臣が打ち出している「ペット税」についてです。たばこ税や酒税アップが流れた自民党があらたに話題の俎上に乗せている新税なんですが、、、一応目的税のようではあるんですけれど、、、この税金を貸したからといって、ペットを無断で捨てる人や無責任な買い方をする人が減るかというと大いに疑問です。
 しかも、まともにこれを考えるならば、ペットの購入に関して税がかかるとするならば、それこそ「捨て犬」とか「捨て猫」とかの扱いはどうするのか、この目的にそって飼育動物の中にデータをかきこんだマイクロチップを埋めるということの是非(そういう費用をもてない家は飼えないのか、またそういう正規手続きを経てない犬や猫は事故にあっても違法飼育物として保護や補償の対象にならなくなるのか)などいろいろとややこしいことになりそうな気がしてなりません。
 それに、これだけ閉塞した世の中なんだから、ペットを自由に飼うくらいの自由は許してやれよと個人的には思います。危険な動物や、ワシントン条約で保護されているような動物、そもそもの生態系を壊すような動物の飼育には制限があってもいいけれど、犬や猫やカブトムシとかくらいは自由にしておいて欲しいなと思いますがどうでしょう??
 それに、、、きっとそのうち、このペット税が通ったら、次はペットフードやペットトイレ等にも税金がかかるようになるし、たぶん賃貸物件なんかにもペット飼育の人は税金が追加されるようになるんだろうなぁ、きっと。最悪な展開です。

 自民党の動物愛護管理推進議員連盟(会長=鳩山総務相)は、犬や猫などの飼い主に課税する「ペット税」の導入に向けた議論を近く開始する。
 動物を飼ってもすぐに捨ててしまう飼い主を減らし、ペットを取り巻く環境改善につなげる狙いがある。議連では、ペットを購入する際に一定額の税金を全国一律で課すことを想定している。
 近年、ペットの飼い主が「飼うのに飽きた」などといった安易な理由で、ペットを捨てるケースが増えている。2006年度末時点で全国の自治体に引き取られた約37万4000匹の91%が殺処分され、社会問題化している。
 環境省はペットの引き取り数を17年度末までに約21万匹に抑える方針を打ち出しているが、財政難にあえぐ自治体は十分な対策を講じる余裕がないのが現状だ。この自治体の対策費の不足分を補う財源として、ペット税が浮上した。
 ペット税の税収は、〈1〉ペットと飼い主の特定につながる鑑札や体内埋蔵型マイクロチップの普及〈2〉自治体が運営する動物収容施設の収容期間を延長するための運営費〈3〉マナー向上の啓発運動費用−−などに充てる方向だ。

追記:まぁ確かに、モラルのない飼い主は増えていて、かのペット大国のイギリスでさえ「新しく買ったソファの色に犬があわないから、この犬を処分してくれ」とか「年とってきてかわいくなくなってきたから、新しい子犬に変えてくれ」みたいな無茶な飼い主が出て来ているらしいんで、モラル向上は必要だけれど、それが税金とは結びつきませんね、やっぱり。
 追記2:ひどいニュースといえば、こちらもあいかわらず酷いです。

米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」は26日、オーストラリア領海内で日本の調査捕鯨船団の目視専門船、海幸丸(Kaiko Maru、860トン)を追跡し、異臭のする瓶を投げ込む妨害活動を行ったと発表した。
 シー・シェパードがインターネット上で発表した声明によれば、同団体の「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)」号が26日夕、「(海幸丸を)追跡し、腐ったバターの入った瓶10本と、メチル・セルロースと色落ちしない染料の混合物の入った瓶15本を投げ込んだ」。