小説・漫画好きの感想ブログ

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三笠フーズの食品偽装 あまりにもあまりでは・・

こんばんは。
 またまた食品偽装です。なんでも今年の半年ですでに去年の二倍の食品偽装が発覚とか、、、油断も隙もモラルも意地も誇りもなんにもない状況になってきて、外食どころか自分ちで食べるものでも安心できなくなってきました。
 さて。今回見つかったのは「三笠フーズ」は恥ずかしながら地元大阪の会社です。ちょくちょく名前も聞きますからそこそこ大きな会社です。この会社が何をやったかというと、外国から輸入したお米、それも事故米といって工業利用用の食用にしてはいけないお米を、焼酎やせんべいの原材料に使用したというのです。もともとミニマム輸入していた米ですから、それがどんな安全なものであっても食用の利用はしてはいけないと法律でそもそも決まっているものなんですね。それを転用しただけでもとんでもないことなのに、この米からは例の中国毒ギョーザ事件で有名になった「メタミドホス」や、毒性の強いカビがついているというのがわかっているにも関わらず、食用の米に混ぜて販売していたというのですから、行政指導だなんだというようなぬるい事言わずにすぐに刑事事件として扱うべき事件です。
 この毒については、海外では死亡した人もいるという強烈なものです。それをわかってて、やっているというのが本当にもう信じられない話です。
 しかもテレビで見ていると対応にでてきた社員が平然と「福岡の工場のほうの判断です。安いですからか利益を出すためでしょうね」とさらっと言っているのですよ。反省の色どころか、ひょっとしたら人が死んでいたかも知れないことを儲けるためにやっていたと軽く言えるような会社です。こういうの、そのまま放っておいて、行政指導したりするだけでいいものなんでしょうか。
 インタビューを受けた社員は、自分が関わってないからかあんまり緊迫感もない感じで話していましたが、自分が関わっていなくても自分の会社のしたことで誰かが死んだりしたかも知れない、或いはこういう偽装でまたまた真面目にやっている業者や取引先にも迷惑がかかったりするというような事に罪悪感は感じないのでしょうか。
 なんだかもう常識やモラルに関する感覚がおかしくなりそうです。
  

 コメの卸売加工業者「三笠フーズ」(大阪市北区、冬木三男社長)が国から購入した非食用の事故米を食用などとして転売していたことが分かった。03年度以降に購入した約1800トンのうち、残留基準値を超える有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が混入した中国産など少なくとも約300トンの転売が確認された。福岡県内の工場で加工され、一部は焼酎などで販売されているとみられる。
 健康被害は確認されていない。農水省から5日に回収を指示された三笠フーズは自主回収する。また、同省は近く食品衛生法違反容疑で同社を大阪府警と福岡県警に告発する。
 農水省によると、同社は03年度から今年度まで、事故米を粉にして工業用のりなどの原料に加工するとして国から非食用の事故米計約1779トンを購入。実際は、佐賀県や鹿児島県の仲介業者や焼酎メーカーなどに転売していた。転売が確認された米は、メタミドホス混入の中国産約295トンのほか、発がん性のカビ毒「アフラトキシンB1」に汚染されたベトナム産などの約3トン。