「ホルモー六景」万城目学著 感想
文庫落ちしていたので読みました。
「鴨川ホルモ−」の続編というか、スピンオフというか、あの楽しかった鴨川ホルモーの舞台裏や後日談でこんなことやあんなことがあったのか、と二度楽しめるお話であると同時に、もう一回、鴨川ホルモーが読み返したくなってしまう本です。
高村のあのチョンマゲには、じつは凄く悲しくも美しいSF恋愛ドラマがあったのかとか、凡ちゃんに淡い思いを寄せる高校生がいたのか、とか、色々な驚きがあったのを知るともう一回是非読み返したくなります。どんな話だったかがおぼろげで(レナウン踊りだけは妙に頭にこびりついているけれど)いる今、もう一度読みたいし、今ならば映画化されていたぶんを借りてきて見てみたいなと思ったりしました。
万城目さん、今後も、こんな感じで面白いホラ話を今後も書いて欲しいです。
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/11/25
- メディア: 文庫
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