「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」23巻 安彦良和著 感想
機動戦士ガンダム、いわゆるファーストガンダムのコミック版最終巻です。
描いているのは、オリジナルのときのキャラクターデザインの安彦良和氏、つまりはアニメのキャラクターをデザインした人がそのまま描いているのです。なので、画面的にはものすごくしっくりと来ますし、ストーリーも基本原則的にはテレビ版に近い形ですすんでいくので、この最終巻ではア・バオア・クーでの攻防戦でのあとにシャアとアムロの肉弾戦での一騎打ちもきちんとありますし、アムロの脱出シーンもあります。
カツ・レツ・キッカのカウントダウンのあとの、あの感動的なアムロの台詞もきっちりとはいっています。
「僕にはまだ帰れるところがあるんだ。こんなに嬉しいことはない」
いい台詞ですよね。何があっても、どんことのあとでも、自分を迎え入れてくれるところがあるというのがどんなに素晴らしいことか。宇宙空間を漂いながらランチボートにたどりつくアムロが思い浮かびます。そのバックに、めぐりあい宇宙(そら)が流れて、、、これはもうオリジナル版を見て育った世代にとっては、刷り込み効果でのかさあげがものすごく入っているのかも知れませんが、感動しました。
東京にはまた来年等身大ガンダムがたつそうで、まだまだガンダム世代は熱いですね。
ちなみに皆さんはどのキャラが好きでしたか?
世間的にはシャア一択なのかもしれませんが、僕はなんといっても、スレッガー中尉が一番でした。「悲しいけどこれ戦争なのよね」という台詞かっこよかったです。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (23) めぐりあい宇宙編 (角川コミックス・エース 80-28)
- 作者: 安彦良和
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: コミック
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