小説・漫画好きの感想ブログ

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「北の寿司姫」1巻 2巻  九十九森・さとう輝著  感想 

 『江戸前の旬』のスピンオフ作品、になります。登場人物の一部がかぶっていますし、同じ寿司漫画です。
 ただ、主人公が今回は女性です。亡き父親の意志を継ぐため、お店を継ぐために、故郷である松前町から北海道は札幌まで江戸前寿司の修行の旅に立つ主人公・姫野さくら。まだまだ若いですし、職人としての修行は始めたばかり。ましてや、男ばかりの寿司の世界で、果たして彼女は一人前の寿司職人になれるのか!? というお話です。
 作画、ストーリー、演出ともに、昭和のにおいがプンプンと漂うんですが、案外にこういうのも嫌いではありません。女性が主人公の寿司職人漫画というと、「きららの寿司」などもありますがあちらと違ってどっぷりといかにも「漫画」なのですが、テーマがお寿司だからか、それほど気になりません。
 まぁ、、、人情ドラマがメインのぶん、お寿司があんまり美味しそうではないという問題もあるにはあるのですが、、そのあたりもまぁ勢いで押し切ってしまいます。感覚としては、昼のメロドラマとかに近いのかな。筋立ては典型的だし、職人の世界特有のイジメなんかもありつつも、健気に主人公が頑張って成長していく、、、こてこてだけれど絶対に間違いのないテンプレートというかなんというか。
 ドラマとかにしても大丈夫なような、そんな造りです。ちょっと話題はそれますが、昔に嵐の二宮和也が主演、黒木メイサが出ていた板場を描いたこういうドラマがあったような、、、あんな風なドラマになりそうなお話です。今のところ、2巻まで出ているようです。
 

北の寿司姫 1巻(ニチブンコミックス)

北の寿司姫 1巻(ニチブンコミックス)


北の寿司姫 2―「江戸前の旬」特別編 (ニチブンコミックス)

北の寿司姫 2―「江戸前の旬」特別編 (ニチブンコミックス)