「復讐のように」二宮ひかる著
156冊目の紹介本です。
知る人ぞ知る、の漫画家二宮ひかるさんの本です。
18禁系統のものもあれば、ギャグ漫画もあり、そうかと思えば、まっとうに少女漫画的なものもありと二宮さんの本領発揮の短編集です。本当にまったくの個人的好みなんですが、自分、この二宮ひかるさんの絵柄やタッチが好きなんです。笑った顔、怒った顔、困った顔。女性の表情が実に上手くて、しかもそれが思春期の少女や社会人数年目の女性、女盛りの女性、そのどれでも上手くかけていて、身体のデッサンも変に誇張されているパーツがなくて、素直に雰囲気やニュアンスが伝わってきて、それが実に好みなんです。
なので、本当は全作コンプリートしたいんですけれど、この方、メジャーに書くこともあるとはいえ、出版作の半数近くが男女の絡みがメインの漫画を描く人なので、新刊情報がなかなかおおっぴらに宣伝されていません。結果、ファンでありつつも、こうして6年以上も前に出版されていた本を全く知らなくてはじめて手に取ってみたりすることもしばしばです。
- 作者: 二宮ひかる
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2002/08/29
- メディア: コミック
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (144件) を見る
追記:しかし、、、われながら何なんですが、絵柄が気にいっているといっては漫画を買い、デザインがかっこよいといっては漫画を買い、ストーリーが凄いといっては漫画を買い、それに倍するペースで同じような理由で小説を買っては楽しむ毎日。我ながら、ある意味、趣味にどっぷりと漬かった毎日ですねぇ。ワインとか車にはまっていたら、確実に破産していますね。