「王様ゲーム　1〜4巻」　　金沢伸明・連打一人著　感想

　今年の読書感想・書評・レビューの5〜8本目は「王様ゲーム」の4冊です。

　小説もよく売れた「王様ゲーム」の漫画版です。
　現在4巻まで発売中。
　とある高校の1クラス、32名のもとにある日王様を名乗る人物からメールがくる。クラスメートの出席番号を書き、○番が○番に○○するという、いわゆる王様ゲームの指示が書かれているそれを、クラスメートは最初冗談だと思っていたが、二日目の指示に従わなかった人物がその深夜に謎の死を遂げる。翌日にそれを知った生徒たちは、そのメールが本物だと知ると同時に、死なないようにそのメールの意に添おうとするが、そのうち、必ず誰かが死ななければならないような指示が届き始める。
　主人公は、友達を助けながら、なんとか事件解決をして王様を倒そうとするが、王様の正体はわからないままにクラスの過半数がなくなっていく。その時点で明らかになった情報は、過去の王様ゲームと、それが行われたらしい場所の隠蔽された情報だけ。
　果たして、クラスの中の誰が王様で、王様の正体とは。。。
　謎が謎を呼ぶ展開と、スピーディなストーリー展開、加速していく破滅感はなかなかよい感じです。