小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

助けて百太郎的な状況 

 今帰りの電車の中で、本を読んでいるのですが、、ちょっとまじで気持ちの悪い状況になっています。
 というのも、この時間ですから割合と電車は空いていてそれだけに向かいあわせのシートに座る乗客の姿がよく見える状態にあるのですが、その向いの乗客がさきほどからしきりにこちらに視線をよこしてくるのです。
 いえ、それが美女だとかかわいらしいお嬢さんだというのなら構いません。むしろ喜びます。しかし、もちんそんなわけはなく、その人物というのは、むしろそれがヤクザ屋さんであったりした方がまだましな人物で、その人がしきりとこちらに視線を寄越してくるのです。どんな人かといえば、むかし、とんるるずが「皆さんのおかげです」のコントでやっていたホモ田保毛男みたいな人なんです。
 あれよりはやや細身で銀縁メガネをかけていますが、そんなホモダさんがニヤニヤしながら、しきりにこちらに頷きかけているのです。本当に勘弁な状況です。
 最初にその人物が何駅か前に乗り込んできた瞬間から、なんとなく嫌な予感はしていたのです。なんか雰囲気が変な人だな、と。それが、座席に座るなり、手にもったナップザックからトレーディングカード(たぶんプロ野球カード的な)を取り出し、すごくにこやかにパックを破りながら、しきりに一人で満足そうに頷いてはフフっと笑うあたりから、気持ち悪いなという感じに変わり、、、それがときおりこちらを見てにこやかに頷き始めて、時折じーっとこっちを見ては笑顔で近寄りたそうにしてそわそわしている気配を見せ始めるにいたって、ちょっと気持ち悪いし怖い感じになってきました。
 目線をあわせてはいけないと、こちらはこちらで本の世界に没入しようとするのですが、今読んでいる「内部被曝の脅威」という本は、本気で没頭しないと論文の中にのめりこめないタイプの本だけに、そちらへ意識が集中できません。なので、今はこうして携帯に文章を打ち込んだりしながら気を紛らわしているのですが、、、視線がバンバンと来ています。
 そして、駅を通り過ぎるたびに周囲から人は減り続け、、、今ちらりと左右を見ると、この車両には他に三人くらいしか人がいなくなっています!!
 本屋さんに行こうとして、いつもとは逆方向の電車に折り返したのがまずかったです。
 今チラっと目があいました、あった瞬間に手をあげられました。もちろん無視です。しかし、、いやいや、本気で怖いです。肉体的な喧嘩なら、こちらはタッパも180センチあるしいいんですけれど、こういうちょっと変質的な人間は生理的に駄目です。気持ち悪いというよりは本当ちょっと駄目です。
 いや、本当に。 
 自宅駅まであと、三駅ほど。いつもは平穏で安全で優雅なはずの阪急電車が今日は本当に危険です。とんだ阪急電車です。助けて、うしろの百太郎。
 

 追記:念のため、ゲイの方にたいしての悪意とか偏見とかはありませんよ。美少女に見える美声年とか、その逆の美少年に見える少女とかいうジェンダーの壁を振り切るくらいの純粋な美であれば近くで見るのも悪くないでしょう。ただ、なんだろう、今日のあれは性別云々をこえて挙動不審で不気味だったなぁ。悪夢となって夢にまで出てきそう。
 帰宅して読んだ漫画が「げんしけん」最新巻10巻で、新シリーズのなかば主役が女装とBL趣味の美少年だったというのは、リアルで、いったいどんなオチなんだと思ったのはまた別の話。