東日本大震災 前向きないいニュースも
おはようございます。今日も仕事です。
こういうご時世ですから、関東・東北以外は元気に経済をまわして後方支援です。
さて。
震災からほぼ十日がたちました。いつもであれば、昨日の20日はオウムの地下鉄サリン事件を振り返る番組が多かったかに思うのですが、今年は大地震と大津波のある日からひたすら震災関連のニュースが続いています。でも、その中でも少しずついいニュースが出てきました。
もちろん、まだまだ被災の状況の厳しさは変わらないのですし、AERAの放射能防護服の表紙だったり、安定ヨウ素剤の配布の混乱があったり、昨夜から今朝にかけての福島第一原発沖での連続余震だったりという不安定要素はまだまだあます。でも、物事の悪い面ばかり伝えていても仕方がありません。
ということで、今日は少しずついいニュースも。
○東京都を含む首都圏の交通網が常態に近づいてきています。
今日のニュースを見ても、メトロ、都営地下鉄、JR各線か一部を除いて8割方運行となりました。いっときは本当に麻痺常態だったので少しずつましになってきています。
○計画停電も、節電協力があって少しスムーズになってきています。
東京電力の計画停電も、ウィークディ以外は停電させずに済んでいるようですし、計画停電も少しはましな状況になっているようです。大規模停電のリスク回避も残ってはいますが、少しずつ回復しており、休眠させていた発電所も再開へ向けて手が打たれ始めました。
東京都民の避難なんて、よほどの事態の急変がなければ不必要になってきました。安全に住めるなら誰だって土地を離れて避難したくないですからね。
○福島第一原発2号機の配電盤まで電源が届きました。
ここから先も慎重かつ水素爆発を避けるためにゆっくりとした動きでしょうが、炉心や使用済み燃料貯蔵プールを冷やして安定した状態にする「冷温停止」に向けた作業が本格的に動き出し始めました。3号機4号機への放水も続いていますし、5号6号は冷却が始まりました。
○80歳祖母と16歳息子が9日ぶりに救助
台所に閉じ込められていた二人がほぼ10日ぶりに救助されました。低体温症になっているみたいですが、奇跡的な救出劇でした。
○台湾、中国、韓国などのアジア諸国も、欧米各国と同じく支援の輪が広がっています。
全面支援をいち早く宣言したアメリカを別格としても、それ以降も欧米や普段は何かとトラブルの絶えない緊張状態のアジア各国からも支援がどんどん来ています。
○気仙沼漁港復活へのろし。
これは気概を示す話なので、記事引用します。他の多くの農家や漁師さん達も被災者でありながらもこういう戦う姿勢を見せてくれています。我々にできる精一杯の援助をして復活を助けたいものです。
巨大津波で壊滅的な打撃を受けた宮城・気仙沼の漁業協同組合が20日、魚市場関係者を集めて魚市場再開検討会議を行った。漁協側からは夏頃までの漁港再興を目指す方針が示されたが、震災の爪痕は深く、懸案事項は山積み。ひとまず、関係者一同がスクラムを組むことを確認し合った。
いつまでも落ち込んでばかりはいられない。約1時間の会議。「沖に漁業中の船はいる。彼らからは、『僕たちが取りますから、現場の生産は大丈夫。気仙沼に戻りたい』と言われた。気仙沼港は生きていると全国に示さないといけない」。福洋水産・斉藤社長の言葉に、約150人の関係者は奮い立った。11日の震災後、関係者が集まるのは初めて。市場の職員、海産物加工会社、製氷業者、漁師…。気仙沼漁港に携わる関係者が集まった。
水揚げ量全国4位で東北一の漁港。マグロの遠洋漁業の基地でもあり、フカヒレの名産地だ。漁協が示した方針は、夏頃までにカツオ、サンマ漁など近海漁の水揚げを可能にすること。