小説・漫画好きの感想ブログ

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「センゴク天正記」8巻 宮下英樹著 

 ただいま戻りました。
 能登の土地を巡って、上杉勢と織田勢にはさまれた七尾城の顛末と、前田利家豊臣秀吉の確執の話が中心の第八巻です。
 今回は、上杉謙信の不気味さと策略の深さが際立った巻でしたね。というよりは、このセンゴクの世界においては、上杉謙信は不気味で無敵に強いですよね。なんだかんだいって、織田信長はもとより、他の戦国武将たちは手のひらに転がされているというか、ふりまわされているというか、そういう気がします。ただ同じ人間という土台にたっていないようで不気味です。
 Gacktが演じる前からそうでしたが、上杉謙信というと武の神に愛された白面の貴公子といったイメージがありましたが、ここでの謙信はある意味人外の恐ろしいものです。

センゴク天正記(8) (ヤングマガジンKC)

センゴク天正記(8) (ヤングマガジンKC)