小説・漫画好きの感想ブログ

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太陽光発電 1KWあたり70万円以下に金額規制

 太陽光発電についてなんですが、1kwあたり本体やシステム、工事を含めて70万円以下で施工しないと国からの1kwあたりで7万円の補助がおりないみたいですね。
 先日の民主党代表、次期首相の鳩山由紀夫氏の、温室効果ガス25%削減に対して、はやくも経済界やら一部の熱狂的な反対論者から「あの数値目標では一般家庭の負担が大き過ぎて、日本は崩壊する」と言った論調での非難が大々的なキャンペーンで打たれ始めました。自分なんかは、また随分と大きくて高いハードルをぶちあげたなと思うと同時に「やれるかどうかではなくやらなければ自分たちの未来がなくなる」ものに対しては、これくらいの意味のある数字を打ち出せたことは人気取りでない政策として意味があるかと思いましたが、それはまた別のお話。
ここで取りあげたいのは、冒頭で挙げた規制。これ、一見するとなんてことがないように見える話なんですが、実はかなり???な話なのです。
 太陽光発電をつける一般家庭に対しての、補助金を払うにあたっての条件項目の一つなんですが、、、実はこれ定価よりもずいぶんと安いんです。太陽光発電のモジュールやシステム一式の定価でいくと、かなり大きな屋根のある、4kw以上つけれる家であっても定価よりずいぶんと安くしないとつけられません。また、小さい屋根ではかなり無理な設定です(太陽光発電では、パワコンやらなにやら発電モジュール以外にもいるものがあるんです)。また、この規制金額の中には工事代も含まないといけないんですが、、工事代に関してはまるまるダンピングしないと金額が折り合いません。 
 ということは、、、この規制の意味するところはそこそこ規模の大きな仕入れ金額が思いっきり安く出来る業者さんか、さもなくば工事代をほとんどかけずに職人さんをあまり使わない工事ができないような(となると信頼性が下がると思うんですが)業者でないとかなり難しいという話です。しかも、屋根によっては、カラーベストみたいな施工の単純なものならまだしも、本かわらの屋根だったり陸屋根だったりすると、防水やら補強やら、角度用の器材やら大量にいるのにそれについても何の考慮もないという状態で、、うーん、すごく理想的な家にはバンバン補助は出すけれどそうではない家には補助が出せないってこと?
このあたり、ちょっと疑問なことが色々出て来ました。
 民主党政権にかわってこのあたりの規制が緩くなってくれるのであればいいんですが、、、モニター商法みたいなわけのわからない詐欺っぽいシステムでついていく太陽光発電システムではなくて、まっとうに普通の家が普通にプラスで手出しがなくできる太陽光システムにシフトチェンジしていって欲しいものですねぇ。