小説・漫画好きの感想ブログ

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「ファイブスター物語リブート Five Star Stories Reboot」1巻 永野護著 感想 

 本年178冊目の紹介本です。
 長野護というデザイナーが25年前に作り上げた一大神話叙事詩「ファイブスターストーリー」のリブート版です。
 重戦機エルガイムというアニメになった作品のそもそもの原作から進化した話で、デザイン、キャラ設定、メカ設定、作画、すべてが永野護一人の手になるもので、ある意味壮大な同人誌です。
 当時は子供ながらに凄い人がいるもんだなぁと思って眺めていましたが、今回のおまけの裏話を読むと、実はその流れで「機動戦士Ζガンダム」のキャラデザインやメカニカルデザインも含めて富野悠紀監督と一緒に全部やってしまうところだったのが流れたという話が出て来たりします。まぁそれが流れていった経緯は、大人の事情というかガンダムならではの思い入れというか色々それがあるのですが、彼がデザインしたガンダムMk-2やZガンダムも見たかった気が致します。
 話戻しますが、このファイブスターストーリーズというお話は、巨大ロボットを扱う為に有機的な人造人間型コンピューターが作られていたり、特殊な遺伝子的なあれがないとロボットを動かせないという設定があったり、本当の神様が一人の人格として普通に世界にでてきたりと、ある意味冒険的で野心的な話だけにこれがどうなったかの最後を当時は読んでいなかったので、これを機会に少しずつ読んでいきたいと思います。
 当時は、ミラージュナイツとかナイト・オブ・ゴールドとか、ファティマ、モーターヘッドとかそういう言葉にドキドキした子供でしたが、その頃を思い出しました。
 (ちなみにたぶんこのあたりでザブングルというアニメもありました)