小説・漫画好きの感想ブログ

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「ブラックジャックによろしく」佐藤秀峰論争

 ブラックジャックによろしく、で生体肝移植や未熟児、精神病(統合失調症)などのかなり問題色の強いテーマで医療問題を描いている漫画家の佐藤秀峰さんがぶちあげた論争が各地で取り沙汰されていますが、、、逆に漫画に興味があまりない人からしたら、あの論争はどういう風に映るのでしょうかねぇ。
 要旨としては、佐藤さんは漫画家の給料は安過ぎて採算が合わない。自分などの場合は、アシスタントのことを考えると赤字続きで、コミックスの印税でそのマイナスを補填しているがプラスにはならない。印税が安すぎるのが問題だと主張(テレビ化や映画化もされたけれど二十万とか百万円しか入らなかったとも)。漫画の連載という形はこれで最後であるとも書いている。
 それに対して、それは間違っているという反論が上がり、、、というのが論争だけれど、、、自分の思う所でいえば、佐藤さんはアシスタントを採算があわないくらいに使い過ぎだし、漫画の中身が中身だけに、商品化されたりしづらいのと、エンタメ要素がなく万人受けしないのが問題なだけで、漫画家それ自体はそこそこヒット作品をだしていればかなり儲かるような気がするのですよね〜。「ネギま!」のあの人や、「はじめの一歩」のあの人なんかや、週刊少年ジャンプ系列のアニメ化作品を書いている人は別格としても、そうでなくても、週刊連載で赤字ってのはちょっとどうなんだろうと思いますが、、どうなんでしょう。
 

漫画雑誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載中の「新ブラックジャックによろしく」を、作者の佐藤秀峰さんが自らのWebサイト「佐藤秀峰 on Web」で有料配信する。価格は新作30円、旧作10円で、開始時期は明かしていない。