小説・漫画好きの感想ブログ

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「王様の仕立て屋 サルトフイニート」21巻 大河原遁著

 ナポリのスーツ職人の織部悠の、服飾蘊蓄漫画の最新刊です。
 この巻は全編アメリカ篇です。前の巻のラストで、悠は、彼の仲間達とジラソーレのアメリカ支社長とに騙されて、いつの間にかアメリカに連れてこられてしまっており、この巻はそこからの続きです。
 最初は無理矢理連れてこらたことにふてくされていた悠ですが、そこは根っからのスーツ職人。アメリカでのアメリカらしい依頼の数々や、文化に触れることで、結局またその腕を存分に揮うことになります。メジャーリーグの野球観戦のための観戦服、ジャズ演奏家のための一着、ウォール街の株式投資家兼ダンサーのための一着、自転車での通勤用スーツなどなど、意外な切り口からの依頼に応えます。
 その中で、この巻、そして次巻では、パンツ職人で彼の長年の友人のロドリゴが活躍します。けっこう腕のいい職人で、パンツ関係に関しては悠よりも腕前が上だけれど、いつまでも芸能界デビューに夢を求める永遠の17歳の髭のオッチャンのロドリゴ。個人的にはけっこうこの人物が好きなので、この巻はいつもより楽しかったです。
 

王様の仕立て屋 21 〜サルト・フィニート〜 (ジャンプコミックスデラックス)

王様の仕立て屋 21 〜サルト・フィニート〜 (ジャンプコミックスデラックス)


  
 追記:今朝は「にょろーん☆ちゅるやさん」?という動画と、仮面ライダーディケイドで朝が始まりましたが、このあとはまたまたエコキュート工事の監督さんです。今月は本当に死ぬほど忙しいです。