「とめはねっ!」3巻 河合克敏著
実は小説もたくさん読んでいるので、そっちもアップしないといけないのですが工事の手配や準備でバタバタト先ほどまで仕事していたので漫画の紹介のほうがどうしても先になってしまいます。小説のほうをいくつか予告しておくと新井素子の「緑幻想」、捕鯨問題について語るときに読んでおきたいアーサー・C・クラークの「海底牧場」、ジョナサン・キャロルの「死者の書」(別にチベット繋がりというわけではないですぞ)、坂木司の「仔羊の巣」、再読でアーロン・エルキンズの「古い骨」などが予定されています。
さて。
漫画です。ちょうど今年99冊目の紹介本がこちらです。
高校部活の書道漫画の第三弾です。
書道がテーマということで、やはり書が完璧に決まらないといけないということで、書の部分はそちらの筋の高校生やセンセイたちがしたためたものを取り込んで漫画にいれていくという新しい手法で描かれているこの漫画もいよいよ三巻が出ました。書道という馴染みの薄いものをテーマにしているので、読むたびに新しい発見があり「へ〜」と感心しながら読みました。
(今回の臨書についての話や、「はらい」や「とめ」については書道未経験者だけにすごく新鮮でしたが、書道経験者にとっては常識なのかな?)
ただ、ちょっと難をいえば、ストーリー展開がわりあいとゆっくりすぎるかな。時間の流れからすれば、主人公は帰国からわずか数ヶ月で「書の甲子園」に出場しようとしているのですから、そういう意味ではレベルアップのスピードや展開は速いのかもしれませんが、読んでいる体感時間はほんとうにゆっくり。書道漫画だから動きが少ないせいかも知れませんが、ゆったりとした時間が流れているような気がして、もうほんの心持ち程度テンポアップしてくれたらなんて思いました。とはいえ、このゆったり感も味のうちかも知れませんけれどね。読むと、なんだかのんびりした気持ちになりますから。
ともあれ、珍しいタイプの漫画なので、息の長い漫画にしていってくれたらと思います。
とめはねっ! 3―鈴里高校書道部 (ヤングサンデーコミックス)
- 作者: 河合克敏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/04/04
- メディア: コミック
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今日は、漫画の画像が出ない日のようです
あ。突然思い出しましたが、元モーニング娘。の加護亜依が復帰だそうで。