小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

消費税増税 17%って、あなた・・・

 本当は、温暖化法案の話を本筋で取り上げようと思っていたんですが、ニュースステーション見ていたらいきなりとんでもない話が出て来ました。消費税、どこまであがるのか? という問いに政府が答えたのが、なんと消費税アップ幅は最大17%という話。
 今、5%ってことでまぁなんとかかんとか定着していますが、これが17%っていう話になるとシャレにならないですよ。今すぐ来年からという話ではないですが、それでもこれは酷いんじゃないですか。ヨーロッパなどでは20%くらいが普通ですからと自民党議員は急に手の平を返したように言いはじめました。
 2011年度にプライマリーバランスの均衡黒字化を果たすという自民党というか政府公約ができないからっていうのがその背景にあるんでしょうけれど、与謝野馨氏の「1%ずつあげていって、そのたびに選挙に負けていたら意味がない。それならどーんと上げておかないと」という発言からも汲み取れるような精神性というのはどうかなぁと思います。
 町村官房長官も、「無理な物は無理なんだから民主党のばらまきは意味がない」という趣旨の事を言い始めましたね。なんだかなぁ、と思います。
 国民の一人として、自分も多少の増税は仕方がないとは思います。ただ、それは徹底して徹底して現在の国の無駄をなくして(前の安倍首相の「美しい国づくり」会議で4900億もの費用を会議だけで使っていたとか)いく事を先にやらないというのは納得できないですねぇ。福田首相がほとんどノーコメントなのも国の宰相としてどうかと。
 だって、17%なんていう高税率だと、給与が20万円くらいの人だと、そこから年金と、社会保険をひかれて、まだ所得税を天引きでひいて、そこからの支出が17%増える。1万円使うたびにあと1750円余分にかかるってことで、これだと月給が20万円台の人は結婚すらできないですよ。共働きでなんとかというところで、その状況ではやっぱり子供をどんどん作るのなんて夢のまた夢です。
 いま、年金とかがなんであんなに苦しいかというと、年代ごとの比率が異常におかしいからなんです。根本的には。若い世代が今の倍いればそれで問題は本当は片付くんです。それが子供が作れない、子供を作ろうという気分になれない状況をなんとかしないと、ゆくゆくは税金を払う20代、30代の人間が一人で数人のお年寄りの生活のすべてをまかなわないといけないという話になります。
 それだといくら何をしようが年金は破綻します。
 消費税だとか年金だとかの前に子供をいかに増やすか、どう働き手を増やしていくかが国家百年の計とまではいかなくても国家三十年の計としては必要なんじゃないでしょうか。