学校怪談 高橋葉介
さっきちらりとニュースを見たら、阪神タイガースは今日も快調に先制点を入れているようです。先発が能美というところがやっぱりまだ心もとないんですが、福留をはじめ他のチームの主力陣が戦線離脱し始めているだけに、頑張ってこの間に進んで欲しいです。
さて。
今日二冊目の紹介本になるのは、一転してコミックス。週刊少年チャンピオンに連載していた作品です。チャンピオンは全然読んでないんですが、この高橋洋介という作家さんだけは昔から「夢幻紳士」などで好きだったのでコミックス版で買っていました。
この漫画はまぁタイトルそのままなんですが、怪談ものです。
1話が10ページということで基本的には読み切りで、複数話にまたがる話はあまりありません。基本は読み切りなので、キャラクター設定がときおりぶれますが、主人公は山岸涼一をはじめとした中学生たち。主立ったキャラでは、立石双葉や神宮寺八千華などがいます。他にも佐々木奈々子とか峠美勒など数字が名前についたキャラクターも多々出て来ます(このあたりのお遊びは高橋留美子の「めぞん一刻」みたいですね)し、夢幻紳士などででてきた夢幻魔美也なども登場します。
10ページと短いだけに、非常に怖い話もあるかと思えば考え落ちっぽいものや、かわいらしい掌編などもあり、毎回いろいろ趣向がかわり、けっこう高橋先生が楽しんで執筆していたような感じがよく出ています。高橋先生の絵柄というのは時代にまったく影響を受けないタイプの絵柄であることも手伝って、基本キャラクターたちが毎回いろいろな役柄を演じているような感じがして、怪談ながら楽しいシリーズになっています。
また嬉しいおまけとして、巻末には、それぞれの作品への一言コメントや解説などもあります。
個人的には、4巻の「黒子さん」のエピソードが好きです。
今は秋田書店コミックスより文庫のほうが手に入りやすいようです。
- 作者: 高橋葉介
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1999/11
- メディア: コミック
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