小説・漫画好きの感想ブログ

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小沢征爾今年のサイトウキネンフェスティバル指揮せず

病気とはいえ、残念なニュースです。


 サイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)松本総監督の小澤征爾さん(76)が、今夏のフェスでは指揮をしない見通しであることが6日、分かった。複数の関係者によると、体力の回復が芳しくなく、長時間の指揮をこなすのは難しいと判断したためとみられる。小澤さんがタクトを振らないことになれば、1992年にSKF松本が始まって以来初めて。7日にもSKF松本実行委員会が発表する。

 同実行委は昨年10月、今夏のフェス(8月9日〜9月8日)で小澤さんがオペラ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」4公演(8月19、27、29、31日)を指揮するとの公演概要を発表した。だが、今年1月に水戸市や岡山県倉敷市での指揮を体調不良で降板。3月に横浜市などで指揮を予定するオペラ4公演も出番を縮小することになっている。

 小澤さんは2010年1月に初期の食道がん、昨年1月には腰部ヘルニアの手術を受けた。同8月のSKF松本では、肺炎と脱水症状でオペラ全4公演のうち2公演の指揮を取りやめた。小澤さんは昨年11月、信濃毎日新聞のインタビューで、「大きな手術をすると、できると思っていても体力がついてこない。けれど来年(のSKF松本)は最後までしっかりとやり遂げたい」と話していた。