「聖☆おにいさん」7巻 中村光著 感想
ブッダとイエス=キリストが、立川のアパートで共同生活を営むシチュエーションコメディの最新刊です。
仏教とキリスト教の開祖の二人が繰り広げるギャグの数々は相変わらず笑えます。何度も何度も、もうそろそろネタが切れるだろうと思うのですが、二人の回りの笑いのネタは全く尽きません。
appleのMacを手にとり、知恵の実を食べたかのように天才的な語りに切り替わるイエス。ブッダとキリストのプロモーションビデオを作ろうとおしかけてくるスーツ姿の帝釈天。
若かりし頃のイエスのトラウマになっている、父ヨセフの疑惑のまなざしのエピソード。これにはクリスチャンには先に謝りますが大爆笑してしまいました。
(遠い目をしながらイエス=キリストが・)
「周囲が「20歳すぎたらただの人」とか囁きだしたからー・・・
父さんから何の連絡もないしどんどん不安になってきて・・・「大丈夫、私は神の子私は神の子」と自分でも不安になってきて、、忘れられないよ、年々疑惑の色に染まっていくヨセフ父さんの目あの目はー」
(大工のヨセフの疑いのまなざしの心の声)
俺の子ではなくて。。。神の子でもなかったとしたら、俺はどうしたらー
どれもこれもが笑えて笑えて仕方がありません。宗教ネタが許される日本でしか出来ないだろうし、これを笑える日本って本当に宗教的にフリーで幸せだなと思います。
- 作者: 中村光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/10/21
- メディア: コミック
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