小説・漫画好きの感想ブログ

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大江健三郎さんら呼びかけ 脱原発デモに6万人 

脱原発のデモに6万人が集まったというニュースがありました。
 発起人の一人は大江健三郎氏、大江健三郎氏については過去のイメージと自分が彼の諸作品を少しずつ読んだイメージが大きく違うのでなんとも思想的には評価しづらいですが、こういう時に名前が使われるネームバリューとして隠然たる権威であることは間違いがないことが今回再認識できました。
 今の危険なままの状態の原発に関しては、それを一時停止することには僕も全く異論はありません。大事なのはそれを成し遂げるためのロードマップ作りと、資本と人材とモノの集中を国策でやることでしょう。国民的コンセンサスとしては必要最低限のものは使わざるを得ないにせよ、今までのような形での再稼働や無条件での稼働はあり得ないとして、すでに取れていると思いますので、早いこと、次のアクションというか指針を政府には利権に負けずに出して欲しいです。
 そして、デモも勿論大事な行動ですが、内部被ばくにせよ、外部被ばくにせよ、基準値が高いのか低いのか、核種によってわけないナンセンスと、過去のデータの開示で冷静で現実的で科学的に有効な議論を進めて欲しいものです。

脱原発」訴え6万人集会=大江健三郎さんら呼び掛け―東京
 福島第1原発事故を受け、原水爆禁止日本国民会議原水禁)などが結成した「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」は19日、都内の明治公園(新宿、渋谷区)で集会を開き、国内すべての原発の廃炉を訴えた。主催者によると、参加者は約6万人で、福島県から約500人が訪れた。集会後、3コースに分かれて周辺をパレードした。
 呼び掛け人の一人でノーベル賞作家の大江健三郎さん(76)は集会で「私たちに何ができるか。民主主義の集会、市民のデモしかない。しっかりやりましょう」と声を張り上げた。
 ゲストに招かれた俳優の山本太郎さん(36)が「世界中に迷惑が掛かる原子力は要らない」と訴えた。「原発反対、子どもを守れ」と声を上げると、参加者も大声で繰り返した。<<