小説・漫画好きの感想ブログ

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「天と地の守り人 第三部 新ヨゴ皇国編」 上橋菜穂子著 感想 

 本年172冊目の紹介本です。
 とにかく感動しました。前の第二部でカンバル国王に対して、主人公のチャグムが神の子であるとして育てられて来た誇りを捨てて、膝をついて援助を乞うシーンにも取りは肌が立ちましたが、この巻も鳥肌物のシーンが続出でした。
 長くこのシリーズを読んできた読者にとっては、タンダとバルサの道行きも、トロガイ老師や星読みのシュガの決断も、そしてチャグム皇子の帝である父との対決も、なにもかもが重く心に残る結末でした。
 

天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編 (新潮文庫)

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