小説・漫画好きの感想ブログ

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福島第一原発 核燃料原子炉貫通の可能性を政府が発表 

 いまさら、、という感じの政府発表ですが、いままでのパターンからして、炉心溶融してメルトダウンして放射能物質の塊の核燃料が落ちて、圧力容器の底は抜けて格納容器の底まで落ちて、たぶんそこもひび割れたか何かしているというのは、もう確定事項と見たほうがいいでしょうね。
 温度が安定しているところからみて、再臨界であったり、核反応が起きているということはもうないのでしょうし、最初の一撃が最大の放射性物質放射の瞬間だったのでしょうけれど、、同じ内容の報告が各機関から出るたびに時系列がぐちゃぐちゃになって認識的なダメージが累積されていきます。

東京電力福島第一原子力発電所の事故について、政府が国際原子力機関IAEA)に提出する報告書の全容が7日明らかになった。
 報告書は、破損した1〜3号機の原子炉圧力容器の底部から溶融した核燃料が漏れ出し、格納容器内に堆積している可能性を指摘した。
 格納容器まで溶けた核燃料が落下する現象は「メルトスルー」(原子炉貫通)と呼ばれ、「メルトダウン」(炉心溶融)を上回る最悪の事象。これまで圧力容器底部で、制御棒の貫通部などが破損し、高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏出したことは明らかになっていたが、政府が公式にメルトスルーの可能性を認めたのは初めて。
 また報告書は、原子力安全規制の行政組織が縦割りで、国民の安全を確保する責任が不明確だったと認め、原子力安全・保安院経済産業省から独立させ、原子力安全委員会なども含めて、体制を抜本的に見直す方針なども打ち出した。