小説・漫画好きの感想ブログ

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「げんしけん 二代目の壱」10巻 木尾土目著 感想 

 かつて一世を風靡した「げんしけん」という漫画があり、それの続編がこの「げんしけん 二代目」です。コミックの巻数は初代げんしけんからそのまま通巻にするようで、第二部のげんしけんとしての巻数は「二代目の壱」「二代目の弐」と進んで行くようです。
 さて。
 内容のほうは、前シリーズで半数以上のメンバーが大学を卒業してしまったこともあって、今回のシリーズからは新入生が主力になります(ちなみに残っているは、コスプレ帰国子女の大野さん、留学生のスー、かなりコアなお宅のクッチーに、現会長でプロ漫画家の荻上さんくらい)。
 そして、今シリーズでは、あいかわらずのアニメ、漫画、コスプレ、秋葉文化に加え、女装男子(いわゆる最近男の娘といわれるジャンル)の本物が登場するという、サブカルチャー的なものがさらに全開になった展開が始まりました。まだスタート直後ということもあって、前シリーズの諸先輩方(班目さん、田中さんなどなど)も登場していますので、前シリーズを読んでいた方もそのままするすると作品世界に戻って来れるようになっています。
 独特のゆるーい感覚のキャンパス漫画で、けっこう好きな漫画だったので再開は嬉しいです。

げんしけん 二代目の壱(10) (アフタヌーンKC)

げんしけん 二代目の壱(10) (アフタヌーンKC)