小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

「キガタガキタ! 恐怖新聞より」3巻 つのだじろう・西条真二著 感想 

 本年91冊目の紹介本になります。
 さきほど食事のあとで読み始めた哲学の本が案外と面白いので、没頭しています。なので、今日の本の紹介は軽く漫画の方を。
 
 週刊少年チャンピオンのかつての名作「恐怖新聞」の新版第三巻です。描いているのは、「鉄鍋のジャン」で一世を風靡した西条真二さんです。普通の漫画家なら、二、三週間はひっぱれるネタをほぼ一話完結方式という贅沢な方式で描いているので、いい意味でほどよい長さの恐怖短編漫画になっています。
 強制的に配達される、未来の不幸な事柄が掲載された恐怖新聞を読むと、100日分の寿命を主人公から奪いますが、それを逆手に取って運命と戦う鬼形冥。すこしだけ女の子たちとのラブバトルの要素も追加してのこの漫画、けっこう気にいってます。
 (この三巻では、ヒロインたちの中で一番お気に入りの首加世が「迷ひ家」という作品で登場します。言うまでもなく、柳田國男の「遠野物語」に出てきたあれがモチーフです)