小説・漫画好きの感想ブログ

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東電・清水正孝社長会見「全力ベスト尽くしてきたと認識」

 東京電力の清水正孝社長の会見。
 事故レベル7への引き上げや自身の入院について鋭くつっこまれた後も、「全力ベストを尽くした対応と認識しています」と繰り返し、引責辞任や賠償責任についても否定的な見方を示しました。
 本心がどこにあるにせよ、もう少し一般的な礼節と誠意が被災住民や一般国民に感じられるような会見をして欲しかったです。あまりに、傲慢というか、淡々として、自分に責任がないかのような無責任な対応に憤りを覚えました。福島第一原子力発電所炉心溶融して、放射能が漏れ、セシウムヨウ素や放射性ストロンチウムや、プルトニウムが敷地外に出ているのですよ。理解できていますか? と問いつめたいです。
 
 せめて。
 「自分は事態収束の目処がたったところで引責辞任しますが、まずは事態収拾に全力を傾けます」「結果的に見て、対応のいたらないところがあったのは間違いがありません」とでも言えば少しはまだ、人々も事態を収束させるために腹立たしいけれど協力できるところはして一刻もはやく安全を求めようという気運になるものを、、と残念でなりません。まだ社会人になりたての学生や、小さな会社で取引が狭い世界で生きている人間ならいいですけれど、公人といってもいい立場で、一流企業の社長という人の言動とは思えなく、逆にいえばこうした人がトップを取れているということ自体に失望致します。
 
 追記 引責辞任について追加発言があったようです。