小説・漫画好きの感想ブログ

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福島第一原発に科学的なデータや考え方の専門サイト 1

 下での暴力機関さんからの問いかけに対して、いくつかのサイトやツィッターを紹介したいと思いますが、、結局のところ、政府の発表や各種マスコミの発表データがどこまで信用できるかによって、大きく意見が異なる部分はあると思います。
 誤解しないでほしいのは、僕は、どうしても心配だという人に東京から出るなとも言わないし、東京都民の方が脱出したいというのを避難する意図もありません。あまりにマスコミが煽りすぎている(特にフジテレビと時事通信)気がするし、放射線と放射能とマイクロシーベルトやミリシーベルトなどの違いもあまりわかってない発言者が多すぎる現状に鑑み、過度に警戒しすぎたり、買いだめなどで過剰反応して(他でも書きましたが必要な人はそうしてよいと思います)違う意味で、復興や生活にマイナスになるような状況はまずいのではないかという事を話しています。
 実際問題として、南相馬市いわき市などでは、避難所への緊急救援物資が届かないという事態が起こっています。そして、届かない理由の大きなものの一つに、配送センターやドライバーが放射能が怖くてそこまでは行きたくないと拒否しているという話が出始めていてます。物資はあるのに届けられない、それでより厳しい震災と命の危機に直面している人に風評被害的な側面、もっと譲歩していえば許容範囲内のリスクと被害を避けるがために、より弱い立場の人たちが確実なリスクと確実な命の危機を迎えている状況に対して、僕はささやかな抵抗をしています。
 ただ、こればっかりは被害に直接あっている人たちと、首都圏の人たちと、そしてそれらの方々からすれば安心なところにいる関西の人間に温度差がある部分もありますし、注意しすぎるくらい注意しても、どうしても勘にさわる物言いに聞こえてしまうところもあると思います。
 そういう部分に関しては素直に申し訳ないと謝るしかありません。
 そして、もちろんの事ながら僕が原子力の専門家であるわけではありませんから、リテラシー不足で間違えている事を言っていることもあるかも知れませんし、今以上に想定外のことが増えて結果的にマイナスになることもあるかも知れません。でも、だからといって事なかれで一切の発言をしないという事もできません。

東京時間午後5時(2011年3月15日火曜日)、英国科学顧問長ジョン・ベディントン卿と保健省危機準備課代理ヒラリー・ウオーカー代理のコメント。下のほうの折りたたみで日本語の訳も載せます
http://ukinjapan.fco.gov.uk/en/news/?view=News&id=566914282
東大病院放射線治療チーム 中川教授を中心に。
http://twitter.com/team_nakagawa
文部科学省福島第一原発周辺のモニタリング情報
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303726.htm
元東大理工学部物理学長
http://twitter.com/hayano#
チェルノブイリについてのウィキベディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/チェルノブイリ原子力発電所事故
全国の放射能濃度放変化グラフ
ただし、単位:1μGy/h(マイクログレイ毎時)≒1μSv/h(マイクロシーベルト毎時)
http://doko.in/micro/

以下はジョン・ベディントンの発言詳細です。

●比較的悪い場合(1個の原子炉の完全メルトダウンとそれに基づく放射性爆発の場合)、避難エリアの50キロは人の健康の安全を守るために十分な距離でしょう。もっと最悪な状況でも、(2個以上の原子炉がメルトダウンする場合)1つの原子炉のメルトダウンのときと比べ、被害にさほど変わりはないでしょう。
●現状の20キロ退避指示区は現状の放射能レベルにたいして適切な範囲でしょう。このまま炉心への海水注入を続くことができれば、大きな事件を防ぐことができるでしょう。これからさらなる地震と津波が起きた場合、海水注入ができなくなる可能があり、その場合上記のメルトダウンが起こる可能性があるでしょう。
●基本的に、専門家は東京住人の健康への悪影響はありませんと予想してる。健康に悪影響を起こすために現状の放射能の何百倍のレベルが必要。専門家はそのような状況にはならないと言う。(しかも、専門家は妊婦や子供へ影響するほどの放射能を基準にしていた。健康な大人にとってはさらに放射能のレベルが高くならないと影響はないという。)
●専門家は風向きは関係ないと言う。東京は現場から十分離れてるので、影響はないでしょう。
●海水注入を続けることができれば、原子炉が冷え、10日間後に状態は大きく上向くでしょう。
●日本政府からの情報は複数の独立した団体によりモニタリングされつづけ、放射能のレベルに関しての情報は的確と判断されてる。
チェルノブイリとは全く別な状況です。チェルノブイリの場合、原子炉が完全メルトダウンし、手を付けずに何週間も燃え続けた。チェルノブイリでさえ、50キロに避難ゾーンがもしできたら、十分に人の健康を守ることはできたでしょう。チェルノブイリの場合、事件から何年も後まで現地の食料や水に含まれた放射能は一切モニタリングされなかったと、危険性についての情報も全く知らせなかったせい、汚された食品、麦、牛乳や水などを食べ続けた現地の人々が病気になった。事実は隠されたチェルノブイリの事件とくらべ、今回の非常に開かれた福島の事件もその意味でも大きく異なるでしょう。
●ブリティシュスクールの学長が、休校をつづけるべきかどうかを尋ねた。専門家の答えは、放射能に関する恐れのためならば休校は必要ない。余震や建物の状態などに関する理由はありえるかもしれないですが、科学的に放射能の恐れは 子供にとっても全くありません。
●ヨード剤の補充に関して、専門家はヨード剤は現場で放射能を体内に吸収した場合や汚れた食料を食べた場合だけ必要と説明した。それに、ヨード剤の長期的利用は健康によくないと話した。
会見は驚くほどフランクで正確でした。専門家の判断によれば、原発からの放射能の恐れよりも、地震と津波からの被害はもっと大きな問題でしょう。
専門家の判断を信じましょう!