小説・漫画好きの感想ブログ

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福島第一原発の中に 自分の命と引き換えにでも 

 おはようございます。
 東日本大震災による地震、津波、火災、福島第一原発の放射能汚染はなかなか厳しい状況が続いています。特に、福島第一原発の一号機、二号機、三号機、四号機の種々の火災や水素爆発、核燃料棒の加熱と放射能漏れは本当に重苦しいものを日本全体に投げかけています。
 こういうニュースを数日も見ていると、多くの方もそうだと思いますが、本当にじれったくてやるせなくて、あまりにも悲しい気持ちになります。 
 むしろ、一部のマスコミみたいにキレたり、政府や行政や東電にひたすら文句を言えるようなら、そちらの方が精神的にはずいぶんと楽なんだろうなとチラリと思ったりもします。
 これが足りない、あれが足りない、情報をすべて欲しい、その情報はどうなんだ、俺はこれが知りたいが何故それがない、このやり方をやれというのに何故そうしない、そんなことよりこれをやれ、そもそもが違うんじゃないか?  マスコミもコメンテーターも現場で煽る人も、言うのは自由ですが、何かに益しているとは到底思えないです。
 船頭多くして船山を登るではないですが、今はそういう時ではないでしょう。

 話が逸れました。
 正直、この事態をおさめる、いやおさめるというのがおこがましいので、たった一日でもこの事態を打開するために人の命がいるというのなら、それが福島第一原発の中に入っての原子力発電所内部やプールでの決死隊的な行動でも、或いはもっと直接的な何かであれ、オカルト的ではあるけれど確実に効果の出るそれのためであれば、僕も多くの人と同様に自分の命くらいいくらでもあげるから、むしろ命の代価に僅かでも何かがあるのならそんなものいくらでも払うから、来世来来世の分も払って言いから関東・東北の人を助けてあげて欲しいです。
 たぶん多くの人もそんな気持ちでこの甚大な天災を見ていると思います。
 今自分たちに出来ることは、被災者救済のためにといっても、現金での寄付をして、日々の暮らしをしっかりして経済活動に今まで以上に従事し、日本全体の力を底上げしてバックアップ体制を作ること、もう少し落ち着いたらさらに義援金を送り続けること、被災地の方を励ます何かに少しでも力を貸す程度しかありません。
 けれど、本当に命と引き換えにでも何かができるのであれば、と思います。
 不謹慎な言い方かも知れませんが、初めて特攻隊に志願したという人の気持ちがわかったような気がします。今まではどうしても、その気持ちというのがなかなか理解できませんでした。今でも戦争でのそれというのであれば疑問符がつきますが、こういう災害の為であるならば本当に自分の命一つなどいらないですからね。ユニクロの柳井正社長みたいに個人で10億円出せるくらいの資産家なら別のもっとすごい貢献もできるのでしょうが、そういうのもなく、なおかつ家族がない身なので、こういう時に何かできないのが非常にもどかしいです。