小説・漫画好きの感想ブログ

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アフリカゾウは、実は二種類いた!!

生物学のニュースって最近なかなか面白いというか興奮するものがなかったのですが、これは驚きました。同一の種類だと思われていたものが、実は二種類だったとか。。。遺伝子的に別の種だったとか、、、どうして今まで気がつかなかったのか? っていう話ですよね。
種が違うということは、白人と黒人、黄色人種というこれだけ外見や個体差の大きい人間でも種は同じということを考えると、遺伝子的にはかなり別々のものなんですよね〜。

アフリカゾウは1種類ではなく2種類存在することが米ハーバード大などの研究で明らかになった。研究にはハーバード大のほかに、米イリノイ大と英ヨーク大のチームが参加した。
 研究は遺伝子配列解明技術を用いて進められ、アフリカの草原に生息するサバンナゾウと熱帯林に生息する森林ゾウは、別の種であると結論付けた。科学者の間では長年、同種類と考えられてきた。
 今回の研究に参加したイリノイ大のアルフレッド・ローカ氏は、「サバンナゾウと森林ゾウはかなり遠縁の関係で、単なる亜種でも同種の個体群でもないことを、研究結果は示している」と指摘している。
 研究チームは、現代のアフリカゾウとアジアゾウの遺伝子、絶滅した2種であるアジアのマンモスと米国に生息していたマストドンの遺伝子を相互比較した。
 ローカ氏は電話インタビューで、「森林ゾウとサバンナゾウの遺伝子は、マンモスとアジアゾウの遺伝子が異なるのと同様に、相違があると証明された」と話した。
 体格的な違いにもかかわらず、科学者はサバンナゾウと森林ゾウが交尾を行い子孫を残していることからも、同種類の2個体群と認識していた。

ん? 交配は可能なのか。昔は種の基準は交配可能かどうか、もっと緩くしても交雑種が子孫を残せないかどうかが基準だったかと認識していたが、調べてみたら、蛍などは完全に同一のように見えても発光パターンが違うと別種だとされたり色々定義も違ってきているのですね。