小説・漫画好きの感想ブログ

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よつばと! 10巻 感想

 こんばんは。
 今日はイベントでものすごくぐったりしていたのですが、某メッセージと、この「よつばと! 10巻」に癒されました。
 あいかわらずたわいのない、小さな子供である「よつば」とお父さん、「よつば」とお友達たちとの日常を描いているだけの作品なんですが、それが読み手をものすごくほっこりとした落ち着いた暖かい気持ちにさせてくれます。この日常の何気ない毎日の積み重ねが、どうしてかわかりませんが優しさを感じさせてくれます。
 ゆっくりと時間が流れて、子供がいろんなことに感動したり、面白がったり、発見したり、またちょっとずつ嘘をついていくことを覚えたり(まぁ、よつばとの嘘はいつまでたっても成長しませんが)、そういうのがとても気持ちをほぐしてくれます。

 子供はとても可愛いし、それを育てるのはとても楽しく幸せな時間の連続です。
 でも、リアルな現実の世界で子供を育ていたら、時にそこにマイナスを感じてしまうことも絶対にあります。体力的なしんどさや、相手の反応についイラッとしてしまったり、疲れているときに一瞬子供の相手することは面倒くさくなります。けれど、そういうマイナス面は漫画だと意図的に感じさせないように出来ます。
 よつばとの面白さは、ひょっとしたら、そういうマイナスを一切そぎ落とした、子供を育てる楽しさのプラス面ばかりを強調させている所にあるのかも知れません。でも、もしそうだとしても、ここまで気持ちをほぐしてくれて、子供のかわいさ、子供を育てていくことの面白さを伝えてくれるのなら、そういうのもすべて勘定に入れたとしても、それでもなお素晴らしくよい漫画だと思います。
 絶賛お勧めです。

よつばと! 10 (電撃コミックス)

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