小説・漫画好きの感想ブログ

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高齢者の行方不明問題は年金だけ?  失踪届といわれても

相撲協会武蔵川理事長の往生際の悪さがニュースではひとしきり流されていますが、、大相撲問題はこれはなかなかどうしようもない状況のようでひとまず置くとして、それ以上に気になっているのがこの高齢者の行方不明者続出問題。行方不明者というと言い方に語弊があって、突然いなくなったとかそういうわけではなく、失踪届もでていなくて、どうも意図的にいないのにいるという風にされている方々が大量に出てきている。
 東京で最初に見つかったケースでは、家族が「おじいちゃんは即身仏になりたいと言っていた」とか「あの人にはパワーがあったから」なんぞというもんだから、これは一種のカルト絡みの特殊ケースかと思いきや、調べてみたら出るは出るはでざっとひとわたりで既に70人以上、大阪府がその半分近いというのもまた問題だけれど、次々と不在が発覚している。
 年金を不正取得していたりするとか、補助とか援助とかの金銭目的のこともあーだこーだ取り沙汰されていますが、確かにこれはそういうケースもかなり多いみたいですね。こうなってくるとプライバシーの問題どうこうという話よりはこと税金の問題にも人口統計にも関わることだし、公権力を強化してもきちんとこの際調査していかないとまずいですね。
 ただ、気になるのはそーいう金銭的な理由があるにせよ、身内が死んだり行方がわからなくなっても(特に高齢者の)、そのままにしている家族の存在。いなくなったご老人たちはどこに行って、どうなったんだろう? お葬式とかもしてもらえていないのか、どこかに置き去りにされているのか? 不法投棄されているのだろうか? どんな宗教をしているにせよ、倫理的にそれはちょっと、、、、とひいてしまいます。
 まぁ、、、自分より年上の親族がまったくいない自分だから、そこは僕なんかにはわからない事が上の世代の方々にはあったりするのかも知れないけれど、あまりにもひどい気がします。これ、今のペースでいくと100歳以上だけでも数百人から下手したら千人近くにはなるだろうし、一人では生きられない年齢を75歳と仮定して、それらまで対象にして調べたら下手したら何万人という規模になるでしょう。
 日本ていう国が本当に心配になってきました。

 全国で高齢者の所在不明が相次いでいる問題で、新たに札幌市、堺市などで100歳以上の高齢者10人の所在が確認できていないことが5日午後、分かった。当初、18人の行方が分からないとしていた大阪府東大阪市で、同日の調査の結果不明者が13人となったことから、時事通信のまとめでは、全国の所在不明は18都道府県で66人となった。
 札幌市では、106歳女性の所在が不明。4日に職員が調査したところ、女性が住んでいた住宅は既に取り壊され、当該敷地にはマンションが建設中だった。
 堺市では、いずれも100歳の日本人男性と外国籍男性の所在が確認できていない。家族によると、日本人男性は「20年以上前から行方不明」。外国籍の男性も、3年前から行方が分からなくなったという。
 このほか、千葉県市原市では102歳男性と103歳男性、大阪府泉佐野市では103歳男性、兵庫県姫路市では102歳女性と107歳の外国籍の男性、奈良市では100歳女性、和歌山市では101歳男性の所在が不明となっている。