小説・漫画好きの感想ブログ

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「王様の仕立て屋 サルトフィニート」27巻 大河原遁著 感想

 王様の仕立て屋、最新刊です。
 今回の巻では前巻あたりからずーっとひっぱっているジラソーレ・イギリス支社の売りになる素材探しの旅に決着がつきます。優秀な職人なのに、なかなか自分の腕や考え方や方針に自信が持てない支社長のクラリッサ。彼女が、悠のもとでの修行を続ける中で出す答えはいかなるものか、、という巻でした。
 結局、それはフランネルということになったのですが、そこに至るまでの紆余曲折と仕立ての話がなかなか面白かったです。この漫画は本当に外れるということがないので安心して読めます。一応、この巻で現在編はいったん中断して、悠がまだ修業時代の頃の話になると思います。