小説・漫画好きの感想ブログ

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「それでも町は廻っている」1巻 石黒正数著 

 さきほどまで会社で仕事をしておりました。
 集中しているとあっという間に時間はたつもので、気がついてみれば、時計の針が23時を回っていてあわてて帰ってきた次第です。なんなんでしょうねぇ。集中しているときの時間ってどうしてあんなに早く立つのでしょうか、いやいやだらだら何かをしているときの30分はとても長いのに、時間がない中で急いで朝の支度をしているときの10分とか、買ってきたばかりのロールプレイングゲームでレベルあげながらストーリーを追っているときの2時間、没頭して読書の世界に浸っているときの半日はあっという間に瞬く間に経ちますねよね。 
 まま、そういう前置きはともかく、これも知り合いがもってきてくれて偶然に読んだ一冊。
 舞台はとある地方の小さな町。
 主人公の女子高生・羽鳥はおばあちゃんの営むシーサイドという喫茶店でメイドとして働いています。といっても、ツンデレ系だったり、萌え系のメイドではなく、単純にそういう衣装を着ているだけで言葉遣いも態度もごくごく普通の、、、、というよりは数等レベルが低い天然の高校生です。なのでメイド喫茶といいつつも、全然それらしいポイントはありません。「お帰りなさいませ、ご主人様」なんてことは決して口が裂けても言いません。あくまでメイド服はたんについで、だけです。
 そういう主人公と、この子のことを好きな幼馴染や、その幼馴染に恋する少女、そしてご近所の商店街のおっちゃん達がレギュラーメンバーという、ラブコメになりそうでならない布陣を強いてのギャグ漫画がこの「それでも町は廻っている」です。どうやらアニメ化も決まってるらしく、それに際しては、「それ町」という通称が定着させられそうらしいですが、呼び方はどうあれ日常の生活を描いたギャグ漫画で、主人公のドジっぷりが楽しい漫画です。
 昔は、こういうゆるい感じの漫画というのはあまり読まなかったんですが、最近はこういうのもわりに好きです。「よつばと!」とか「団地よしお」とかがタッチや内容は違うんだけれど、テイストがなんとなく似ているといえば似ているかな。どちらかが好きなら、お勧めです。
 現在7巻まで出ているとのことです。
 
 

それでも町は廻っている 1 (ヤングキングコミックス)

それでも町は廻っている 1 (ヤングキングコミックス)