「真島、爆ぜる」2巻 にわのまこと著

　どこで連載をされているかわかりませんが、、往年の漫画の続編シリーズですが、、いまどきの読者は「真島クン、すっとばす」という漫画自体を知っておられるかどうか。今でこそ柔術を使う主人公が異種格闘技戦を戦うというのはポピュラーどころか古くさえなっていますが、この時代にはまだまだ珍しくこの手の話の先鞭をつけた漫画とさえ言えるかも知れません。
　主人公の使う陣内流柔術は戦国時代に創始されたものとして、巨大な敵や、武器をもった相手と戦うことを前提としたもので、、、となっていてなかなか当時は盛り上がりました(同じ作者で「THE MOMOTAROH」のほうが有名ですが)。
　ということで、続編を読んでみたのですが、、うーん、、時代を感じさせます。いい意味でも悪い意味でも昭和の当時のテイストがそのまま生き残っています。なので、前作を知っている人なら懐かしさ優先でいけますが、現在はじめてこれを読む人はどうなんだろうなぁ。。地下プロレスとか異種格闘技戦とかって流行るかなぁ。。。あ、でもヤングジャンプで連載している「TOUGH」とかは同じようなニュアンスだけれど流行っているし、チャンピオン連載の「刃牙」もいけてるから、層があえば熱いのかも知れませんね。
　僕は、うん、ここでさようならです。

真島、爆ぜる!! 02―陣内流柔術流浪伝 (日文コミックス)