小説・漫画好きの感想ブログ

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「白い猫は何をくれた?」 佐藤義典著 

 「チーズはどこへ行った?」とか「金持ちとうさんと貧乏おじさん(ちょっとうろ覚え)」とかと同じようなビジネスマン向けのハウツー物語です。わりあいと基礎的なビジネス書ですが、経営戦略論とか学んだことがない人には新鮮かも知れません。セグメントとかマーケティングとか資産とか強み弱みとか品質軸や価格軸などの懐かしい単語がたくさん出て来ます。
 一応ストーリー仕立てになっていて、心はまっすぐだけれどさえない広告代理店のもとに、話を話す猫があらわれ、人生を大きく変えるビジネス技術を教えてくれ、彼はいつしか同期の女性二人とともに会社の運命を左右する仕事を任され、そのうちの一人とめでたく結ばれる、、、というよくありがちなパターン。あれ? どこかで猫ではなくて、しゃべる象の新田古太さんのガネーシャが頭に浮かんだぞ。水川あさみと監督・小栗旬が思い浮かんだぞ。つまりはああいうノリの本です。
 でも、読みやすいという点では最近のお手軽ビジネス本の中ではなかなかにいい感じだったですよ。

白いネコは何をくれた?

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