小説・漫画好きの感想ブログ

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「現代短篇の名手たち3 泥棒が1ダース」 D・E・ウェストレイク著 感想

 この現代短篇の名手たちというシリーズは、なかなかナイスな人選をしてくれるシリーズで,個人的に好きです。2がイアン・ランキン、3がこのウェストレイク、そして次の4がランズデールというのですから。そして人選だけでなく、このシリーズは上に挙げたような作家さんの長篇人気シリーズを主人公にした短篇という日本ではなかなか出ないものをまとめてくれているのも嬉しい限り。
 この泥棒が1ダースにも、ウエストレイクの代表シリーズであるドートマンダーシリーズの作品が多数入っています。ドートマンダーはシチュエーションコメディの要素が強いので、こういう短篇にはちょうどいい作品が多いです。
 価格帯がちょっと高めですが、おっかけてみたいシリーズです。
 

現代短篇の名手たち3 泥棒が1ダース (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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