小説・漫画好きの感想ブログ

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消費者庁発足 民主党と自民党との対応差は

 今日から9月1日。
 全国一斉ではないにしろ、一般的には新学期がスタート、新しい区切りの日ですね。うちも今日から9月度です。さて。今日9月1日に、実は新しい庁が誕生します。そう、消費者庁です。LP法などのように、消費者の保護を目的にしたものなんですが、中身がかなり曖昧で、下手をすると声の大きい消費者団体や、逆にまた企業のいいように利用されるのではないかという危惧がある中での、しかもこの政権交代のタイミングでのスタートです。
これ、非常に微妙だなぁと思います。
 消費生活センターとかでさばききれない案件だとか、無茶な悪質業者撲滅に力を発揮してくれれば万々歳なんだけれど、200人体制で果たして全国津々浦々の細かい事案にまで対応できるのか。また、ここがあることで、そういう事案が逆に今までのように地方ごとで処理されなくなってしまわないか。ちょっと心配です。趣旨は悪くないものだけに特にそう思います。
太陽光発電とかオール電化なんかも、変な業者が一昔前には大量にいた業界なんで、こういうので自浄作用が進むとよいんで、本当に趣旨は買いなんですよ。

消費者庁がスタート=生活安全担う「司令塔」
 消費者行政の「司令塔」として、製品事故や表示といった問題に一元的に取り組む消費者庁が1日、発足した。
 業界偏重から消費者重視の行政に転換を進める役割も期待されており、野田聖子消費者行政担当相内田俊一初代長官らが同日午前、看板除幕式を行う。午後には、民間有識者で構成する監視機関「消費者委員会」の第1回会合が開かれ、9人の委員の中から委員長を選任する。 

追記:この消費者庁の監視機関「消費者委員会」の委員長になるとされていた、元検事で「行列のできる法律相談所」などで有名な弁護士の住田裕子さんが就任辞退したのも混乱のドタバタを現しているような気がします。