小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

「ミスター味っ子2」5巻 寺沢大介著 感想

 こちらは、先日のインキーでやむなく泊まった漫画喫茶で読みました。
 (疲れていたので漫画喫茶に入ったのに、二冊くらいしか漫画読めなかったので何しにいったんだか^^)

味吉陽一を主人公にした「ミスター味っ子」の息子が活躍する漫画です。本誌のほうで「喰いタン」が連載打ち切りみたいな感じになったのを受けて連載再開、コミックスも出て来ました。父親の代のときとは違って、味皇の二代目がかなり嫌な感じになってしまっていたりとかなり時代を感じさせる変化があります。
 初代味っ子は、世界を放浪していて、各地で子供に料理を教えたりしていまして、今回の話の中でもレンジディナーに対しての皮肉を利かせた話が描かれていますが、こちらはもはや昔のように「そんな工夫が・・!!」と人を唸らせるような料理を作るよりも、人材育成がメインになっていまして、、、どうなんでしょう、ちょっと作品としてのぶれが感じられもします。
 「将太の寿司」とか「ミスター味っ子」のときは、真摯な(ある意味いい子的な)料理漫画だったのが、こちらはちょっとまた違うような感じですね。「喰いタン」くらい、あくまで料理はネタの一つとして割り切ってくれたほうが案外ばける作品になるかもです。

ミスター味っ子2(5) (イブニングKC)

ミスター味っ子2(5) (イブニングKC)