小説・漫画好きの感想ブログ

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アフガニスタン選挙 日本の選挙の裏側で

 明日の20日は、アフガニスタンでも選挙が行なわれる。
 あのタリバンが跋扈しているアフガニスタンである。かつてのこの国の旧支配勢力ながら、米軍に駆逐されて今では山間部や農村部にこもり、それでも血と恐怖によってこの国の半分の力を握っているタリバンがいるあの国である。
 そのタリバンがいるアフガニスタンでの選挙だけに、日本で民主党鳩山由紀夫と自民党の麻生太郎が戦うのとは違う次元で、すさまじい権力闘争と武力闘争が繰り広げられている。選挙に郁だけで殺すと脅かされるような国である。それでも民主化は進んでいく。いや、だからこそ進んでいくのか。

アフガニスタンで20日、2001年のタリバン政権崩壊から2度目となる大統領選が行われる。しかし、イスラム原理主義勢力タリバンは選挙妨害を目的とした攻撃を活発化させており、投票率の低下が懸念されている。選挙が円滑に行われるかどうかは、大統領選に向け軍を増派した米国にとっても成果が問われる場となる。
 投票日前日の19日早朝、首都カブールでは、武装集団が銀行に立てこもり、治安当局と銃撃戦になった。銃声や爆発音が数時間にわたって響き渡ったという。カブールでは18日にも外国駐留部隊を狙った自動車爆弾テロや大統領府などを標的にしたロケット弾攻撃が相次いだ。カブール以外でもテロが多発しており、タリバンの攻勢は激しさを増している。
 選挙を米国などによる「策略」と主張するタリバンは、投票を禁じるビラを配布したり、票を投じたことを証明するインクがついた指を切り落とすと“警告”するなど、有権者の恐怖感をあおっている。これに対し、国際治安部隊(ISAF)は投票日当日に10万人規模の兵力を投入して有権者の警備にあたる。また、アフガン外務省は20日午前6時から午後8時の間、テロ事件を報じないようメディアに要請した。