小説・漫画好きの感想ブログ

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村上春樹の1Q84など読みつつ

病院生活二日目、ほぼ48時間の完全絶食中。夢にまでかぐわしい香りつきのコーヒーがでてきました。ひたすら点滴と鎮痛剤をうって安静にしているだけだし、仕事をしようにも手の甲に針を深くさされているので、それもままならない。
おかげで鎮痛剤がうすれて起きているときは本を読むくらいしかない。そんなわけで、加納朋子の「スペース」を読んだあとで、村上春樹の「1Q84」の上巻を読んだ。
とにかくぶあつい。
サイズは普通ながら紙が薄く、550ページ超で上巻だけで原稿用紙1200枚ぶんくらいある。普通の小説が400枚だから、3冊ぶんくらいある。
読めども読めども先がある感じ。あらすじや詳細・ネタばれは避けるが、たしかに「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の後継作品ぽいし、モチーフは春樹さんぽい。でも、かなり今までの春樹さんの作品とはタッチやテイストが違うような気がする。パーツパーツや、書き方は同じでも、全体の雰囲気が人称の変化以上に趣きを変えている気がする。