小説・漫画好きの感想ブログ

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それでも日常は続いてく 

 栗本先生の訃報でがっくりとした後も、仕事はあるし、日常は続いてく。GMは破産間近になっているし、北朝鮮は韓国に宣戦布告するしまたミサイルを射つ、そんな横で麻生首相と鳩山代表の党首会談は全然しまらない、村上春樹は新刊が出ているし、本屋にはいつのまにか京極夏彦の新刊も並んでいる。猫だって朝の6時30分からごはんが欲しいと起こしにくる。おいおい、昨日は社員の給与計算を夜中にやってたから寝たのが2時くらいだよ、とぶつぶついってお風呂をため始める。携帯のタイマーがなってチェックしたら、夜中の3時過ぎに女の子から電話がかかってきて話をちょっとしていたようだけれど、全然記憶にないぞ? 何話していたんだろう。インパクト残ってないからまぁ大丈夫かな。大丈夫ってことにしておこう。そういう今日はオール電化の工事で、パスポートが出来上がってくる日。ちょっと前にダイキンさんから電話があったっけ。新型インフルのからみで当日微熱でもあると、空港で別室に連れてかれて厄介な検査があるからくれぐれも体調管理を頼みますって。ドバイ、あと二週間ちょっとで砂漠の国に行くわけだ。あちらでは村上春樹は有名でも、栗本薫は知られていないんだろうなぁ。グイン・サーガギネスブック作品なんだよ、とか言っても分からないんだろうなぁ。テレビからは福山雅治の化身の歌が流れてる。窓の外からは阪急電車のホームアナウンスが流れてくる。窓から下をみるとたくさんの人がマスクをいっぱいして、学校や会社に向かうのが見える。一人の天才が死んでも日常はそれでも続いてくんだなぁ。