小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

「神聖モテモテ王国」新装版1  ながいけん著

 ながいけん
 分かる人がどれくらいいるかなぁと不安になりつつも、紹介。
 (分かる人は同時に「貴様ローディストだな、そうに違いあるまい」とかも分かるんだろうなぁ)
 宇宙人であるらしい謎のおっさんと、学生服のもてない高校生二人が建国を目指す「神聖モテモテ王国」の漫画。いやぁ、こう書くだけでものすごく馬鹿っぽいんだけれど、本編も無茶苦茶馬鹿っぽいです。
 モテない二人がなんとかモテようとするんだけれど、、というギャグ漫画なんだけれど、設定や作戦が無茶苦茶すぎてたまらなくおかしいです。不条理なナンセンス加減がいいです。
 ながいけん閣下(この人の名前にはデーモン小暮同様に閣下とつけてしまう)、ファンロードという雑誌を読んでいたローディストならば知らない人はいない有名人だけれど、普通に漫画として出したのはこの「神聖モテモテ王国」だけなんで、どマイナーで一部コアなファンがいるだけの作家さんなんだろうと思います。でも、そのコア具合、壊れ具合、いいかげん具合が個人的には緩くて好きです。
 なんでも今日5月12日創刊の新しい月刊少年漫画誌の「ゲッサン」に新しく「第三世界の長井」という作品を書くとかで新装版が出たようです。そちらのゲッサン本体にはさして期待していないんだけれど、あずまきよひことか、鯨統一郎とかちょっと気になる人も書いているんですよね。どうなんだろう。誰か読むかなぁ?
 

神聖モテモテ王国[新装版]1 (少年サンデーコミックススペシャル)

神聖モテモテ王国[新装版]1 (少年サンデーコミックススペシャル)

 モテをテーマにしていて、どうしてこうも久保ミツロウの「モテキ」と違って、一欠片もモテない哀しみに満ちているんだろう。