小説・漫画好きの感想ブログ

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「GENTE」3巻 オノ・ナツメ著

 今日の昼食は、本国でもけっこう名前の通ったイタリアン・レストランで採りましたが、、、どうも評点が辛くなるような味でした。猪肉を赤ワインで煮込んだラグーソースのパスタというのに期待していたのですが、これがイマイチ。
 どうも、ラグーソースに関しては本格的な店との方が相性が悪いみたい。酸味の強過ぎた香りのきつすぎるものになるか、今日のところのように単品で食べたらそこそこに味わいが濃いかも知れないけれどパスタにまけて薄くなっちゃっうのばかりあたります。
 どこかに、これはめちゃくちゃ美味いミートソース系パスタだね、というような店がないものでしょうか。カルボナーラの美味い店はたいていのメニューが美味いという鉄則はあるものの、今回はカルボナーラがなかったのでぶっつけで入って失敗でした。デザートにでてきたアイスティラミスはコクもあって美味しかったし、エスプレッソは薫り立つという言葉が似合うようなものだっただけにメインがダメだったのが残念。

 てなことで、残念と、イタリアンレストランの物語つながりで、オノ・ナツメの「GENTE」の第三巻です。
 GENTEは、老眼眼鏡の紳士たちがウェイトレスを認める眼鏡マニアの女性ファンをもつリストランテ。そこで繰り広げられる人間模様や恋模様は、イタリアンレストランを舞台にしながら、さながらフランス映画のよう。おしゃれでウィットに飛んでいて好きな作品だったんですが、この3巻はちょっとついていけなかったです。どこがという訳ではないんですが、全体のトーンが沈鬱で、読んでいて何故か暗くなってしまいました。この手の漫画はこちらの体調や精神状態とシンクロする部分もありますから、他の人はまた違った評価をするのかも知れませんが、個人的にはちょっと失速。買い続けるかクエスチョンマークがついてしまいました。 
 ほぼ同時期発売の「聖☆おにいさん」3巻は間違いなく安心して買いなんですけれどねぇ。。

GENTE 3 (Fx COMICS)

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