小説・漫画好きの感想ブログ

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納得できるか? 訴訟大国アメリカの恐ろしさ

こんばんは。今日は仕事の帰りがわりと早かったです。
 さて、以下のニュース、たぶん皆様も既にご存知だとは思いますが、例のアメリカの株価大暴落の引き金ともなったAIGリーマン・ブラザーズの事実上の破産後の話。リーマン・ブラザーズはリーマンショックと言われたように、政府に見捨てられてそのまま倒産しました。しかし、あまりにも大きすぎるが故に倒産させられなかったAIG(アリコなどの親会社さんです)には、アメリカの国民からの莫大な税金の投入が公的資金として行われ、いまだに莫大な赤字を出し続けながら命脈を保っています。ひとえにこれは政府の苦渋の選択であり、経営失敗の責任は本来はそのAIGの経営者が追うべきものです。なのに、そのAIGの幹部・役員に対するボーナスが今年度だけで新たに44億円が計上されているという事実に対して、アメリカ上院下院議員そしてオバマ大統領が激キレしています。もちろん、アメリカ国民もそうです。
 しかし、それにも関わらず、彼らAIG経営陣がが自分たちへの破格のボーナスを支給をするのをアメリカ政府が超法規的に規制すると、今度はアメリカ政府やオバマ大統領が法律違反だとして訴訟を逆に起こされるのだという。訴訟大国というか、モラルのないアメリカ国民のお金持ちたちの体質があまりに恐ろしいです。強欲というかなんというか、、、キリスト教の七つの大罪の一つなはずですが彼らにはそれも恐ろしいものではないようです。

【ニューヨーク17日時事】米政府の管理下で経営再建中の保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が巨額のボーナスを支給していた問題で、米メディアは17日、米政府筋の話として、既に支給されたボーナスを差し止めることは困難だと報じた。
 オバマ米大統領は前日、ボーナス支給を阻止するため、あらゆる法的手段を検討するようガイトナー財務長官に指示したが、同社従業員にボーナス返還を強制した場合、政府は訴訟に巻き込まれる恐れがあり、実現は困難な情勢だ。