「めづめづ和文化研究所 京都」 小栗左多里&トニー・ラズロ
「ダーリンは外国人」の小栗左多里&トニー・ラズロのコンビの漫画体験ルポです。
今回は、京都を訪ねてあちらこちらに残る和の文化を体験・紹介していきます。香道、茶道、華道、弓道、扇子、友禅、蒔絵、雅楽、精進料理などなどです。割合と常識的な事柄も多いですが、コンパクトにまとめてうまく説明してくれるこれは、全く知識がない状態だったりどんなものか興味を持つ切っ掛けにはちょうどいいかも知れません。
惜しむらくは、少し興味がある人間からしたら内容が薄すぎることでしょうか。
ただし、言語学者の方の解説がある京都の古語や御所言葉に関してはけっこう読み応えもあったり興味深い記事もあったりしました。アホとバカはもともと同じ言葉の「おこ」(おこがましいのおこ)から来ているとか、なかなか興味深かったです。あとは京都言葉の意味をはっきりととらせない言い回しとかはなるほどと思わず思いました。
と、ここでクイズです。有名な香木であり、時の権力者たちだけが切り取って匂いを嗅いだという「蘭奢待」(ランジャタイ)、これがどこに所蔵されているかご存知ですか? この漢字三文字がヒントなわけですが、、、こういう言葉遊びは自分も大好きです
- 作者: 小栗左多里,トニー・ラズロ
- 出版社/メーカー: 情報センター出版局
- 発売日: 2008/11/14
- メディア: 単行本
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