「王様の仕立て屋」20巻 大河原遁著

　いよいよ、スーツ蘊蓄漫画も20巻でございます。
　思えば、昨年夏のこのサイトの立ち上げ時に一番最初に取りあげたのが本書でしたが、こんなに長く続いていく漫画になるとは思いませんでした。
　さて。本作ラストでは、主人公であるナポリに住むスーツ職人の織部悠は、ジラソーレ・アメリカ支部のメンバーに連れられてアメリカにまで行くことになります。ストーリーがワンパターンにならないように、という工夫で始まったであろう、フランス、イギリス支部篇も面白かったですが、今回のアメリカ篇はどんなものになるか今から楽しみです。なんていったって、建国200周年の歴史の浅い国ですから、どんなスタンスとノリでファッションが語られるのか楽しみです。
　(アメリカ、、、ちょっと話はそれますがオバマ大統領という黒人の大統領を本当に誕生させたアメリカの国民というのはやはり凄いものだし、嫌なところがいっぱいあるけれど、かの国の底力というのは凄いなと思いました)

王様の仕立て屋 20 〜サルト・フィニート〜 (ジャンプコミックスデラックス)