小説・漫画好きの感想ブログ

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九州で通り魔殺人予告


 明日(もう本日だが)の日曜日にあわせて、大阪に続いて九州でもまたカキコミがあったらしい。例の秋葉原無差別通り魔殺人事件の模倣犯といおうか追随犯といおうか、そういう書き込みである。
 大阪でのカキコミは、いきなり犯人の逮捕、それも愉快犯という本当に下らない事件だったけれど,明日のぶんもそうであるとは限らないというのが厄介極まりない。常識で考えたらあり得ないけれど、そもそもが連続通り魔や、無差別殺人事件なんてものがあり得ない筈のものであると考えたら、万が一を考えて警察も市民も鉄道も(今回の予告場所が駅だから)備えなくちゃならないというのが悔しい。
 無視して万が一があれば悔やんでも悔やみきれないし、警察も鉄道も警備員もみんなが責任を感じるし、もし万が一事故にいきあった人は外出を悔やんでも悔やみきれない。本当にこんなものテロ以外何ものでもない。死刑になりたいんだかなんだか知らないが、それはよそでやってくれと言うしかない。
 そして、これが愉快犯であるならば、単なるいたずらであるならば、現行法がどんな刑罰を用意できるのかわからないが、現在の営業威力妨害程度では大した罪にならないだろうが、これで発生する民事上のありとあらゆる損害を賠償請求することや、他のものも含めて全て使用して、こういうイタズラ(イタズラと決めつけているわけではないが、そうであったとしても)が既にもう大犯罪であるという形にすべきかと思う。
 明日は父の日でもあり、家族で外出する予定だった家族も多いだろう。それらがこの一人の人間のために多かれ少なかれ被害を被ったと思えば、かなり重い処罰を与えても構わないと考えるがどうだろうか。 
 前回の事件そのものに対しては「理解できる」とした人も世論調査ではかなりいたようだけれど、想像力をもって考えてこれも理解や共感の範囲だろうか? というよりは理解したいだろうか? 自分はしたくない。少なくとも、今日北陸で大地震があり、日本人として多くの人が心配している中でこういう事を書き込める神経が理解できない。
 ネット上の犯行予告の書き込みを集めるサイト「予告.in」とかも出来たようで、こういう事態の際には期待するが、反面それに対して逆に無効化しようと遊ぶ人間も出て来て無茶苦茶になりそうで怖くもある。

「九州の駅で大量殺人」携帯サイトに“予告”
このニュースのトピックス:秋葉原通り魔事件
 九州管区警察局は14日、携帯電話のサイトに「あす九州のある駅で歴史に残る大量殺人をする」と書き込みがあるのが見つかり、JR九州と連携して主要駅の警戒を強化するよう九州の各県警に指示したことを明らかにした。
 福岡県警が書き込んだ人物を捜査中という。
 管区警察局によると、書き込みは大量殺人を予告した上で「おれも加藤と同じなんだ。加藤に共感したんだ。おれ死刑になる。加藤よりも多い人数を殺す」と、東京・秋葉原の無差別殺傷事件の容疑者、加藤智大の名に触れていた。14日午前に見つかったという。