秋葉原ホコ天中止 日雇い派遣禁止

先週日曜日の秋葉原での通り魔殺人事件を受けてホコ天こと歩行者天国が今週から中止、ならびにまだ未決定ですが日雇いや派遣業務の禁止の方向に労働省が動くように決まりました。
たしかに大事件だし、日本の治安への信頼がサミット直前にゆらぐような事件であったにしても、一人の犯罪者の発生で国家が軽々しく動きすぎるのではないかとかえって不安になります。
ホコ天の廃止は、公権力の介入というより地元商店街からイメージダウンになる前にやめたいという強い申し入れがあったようですが、その腰のすわらなさも商業都市としてどうなのか、今後なにかの事故があったときには地域の責任が問われるからと地域主催イベントが減少しそうで怖い。
また派遣についても、派遣という形態をなくすリスクと経済問題、治安というラインで議論が煮詰まってない段階でのこの以降は、むしろかえって、派遣社員や派遣で働いている人間があたかも犯罪者予備軍であるかのような偏見や差別をつくらないか不安である。 とにもかくにも、もう少し腰の定まった政治をして欲しい。