小説・漫画好きの感想ブログ

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鯨肉牛肉&米。食料高騰の中での意外なニュース

 今日は、食料関係の意外なニュースが相次いだのでピックアップ。
 まずは、鯨肉について。鯨についてはIWCでの捕鯨反対運動からグリーンピースシー・シェパードの捕鯨禁止の戦いがぱっと浮かびますが、今日出て来たのはこんな話題。
 ノルウェーとアイスランドが、約20年ぶりに日本への鯨肉輸出再開を発表したというもの。え? と目が点になったのですが、日本の水産庁も寝耳に水らしくびっくりの模様。いったい何がどうなっているのかわかりませんが、ノルウェーとかアイスランド商業捕鯨が一部認められているわけで、これは法律的にはどこからも(捕鯨反対派も)非難のしようがない話ですけれど、、、、まーた一悶着はありそうですねぇ。
 続いては、お隣の韓国。狂牛病(BSE)問題で揺れるかの国では、李明博韓国大統領が輸入再開を支持したことに対する反対デモが起こり、デモというよりは暴動のような状態が生まれました。この問題で大統領人気は急降下、就任からわずか100日間で支持率が18%と日本の福田首相よりも下回る大ブーイング。韓国の人って本当に感情の表現が激しいし、極端だなぁとこちらも驚きでした。でも、これは日本人があまりにおとなしくて政府の言いなり過ぎるのかもしれませんけれどね。
 で、最後はお米。
 福田首相が海外遊説の最中に、食料高騰、飢餓に苦しむ世界のために、日本の米を30万トン放出するという発表とともに、穀物メジャーやファンドマネーによる価格コントロールに対しては帰省が必要だ、なんていう一歩間違えると自由経済の思想からたたかれそうな事を平気で言ってましたね(心情的には食べ物に関してはそれもありかと応援したいが)。反面、けっこうつっこんで、バイオ燃料には食物と違うものをという提言をしたのは評価したいです。
 ただ、一番気になったのは、今日もまた福田さんはあっさりと減反政策の見直しを口にしましたが、これは実はかなり根が深い問題だし、あっさりと口に出してしまうとまたややこしいんだけれどと不安になっちゃいました。皆さんもご承知のように減反政策というのは政府が米を作る農家に対して、米を必要以上に生産しないように別の作物を作らせたり、作らないところに補助金を出している政策なわけですが、食料自給率の絡みから最近はこれを辞めようといいだしています。確かにそれは聞こえがいいし、自分もそうすべきだとは思うのですが、今までそうしてきて急に方向転換というのも難しいし、米は現実問題毎年あまり続けていて外国からの輸入関税を770%というとんでもない高額にしないと金額的には負けてしまうほどに今でも高いものになっている反面、ここまで他の食用穀物や、動植物の肥料穀物が足りていない現状を考えるとそちらが急務なのではというのもあり、もうちょっと真剣に議論してから意見をいわないと無責任だろうと言わざるを得ません。
 (減反政策については、、、どうしてだか毎日5人くらいの人が検索してここに見に来ています。自分としてはそんなに減反政策について語った覚えはないんですがね。なので、ちょっと意見を述べてみました)